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複合関係副詞(先行詞なし、後ろ完全文)徹底解説。基本と訳、書き換え

ここでは、複合関係副詞について講義しますが、先に「関係詞の基本解説と学習の進め方。たった2つの視点で関係詞は満点。」を必ず読んでください。各関係詞の何を学べば良いのか、を具体的に説明しています。

複合関係副詞とは

基本的な考え方は複合関係代名詞と同じです。

関係副詞where, when, howに「ever」がつき、副詞節の働きをするものを複合関係副詞と呼びます。

複合関係代名詞との違いは副詞節の働きのみ(名詞節は不可)であることと、後ろが完全文であることです。

howeverだけは用法が他の二つとは異なるので、個別に紹介しています。

whenとwhereはグループで押さえ、howeverは別に押さえるようにするとややこしくありません。


複合関係副詞 wherever, whenever

先行詞:なし
後ろの文:完全文

①副詞節「いつでも」=前置詞+any time when〜
    「どこでも」=前置詞+ any place where〜
前置詞+ any(time or place)that〜
②副詞節「たとえ〜でも」=no + matter + 関係副詞


①のex1

I will go wherever you want to go.(あなたが行きたいところならどこでも行く)
=I will go to any place where you want to go.
=I will go to any place that you want to go.

①のex2

I remember my old days whenever I see this photo. (この写真をみるといつでも昔のことを思い出す。)
=I remember my old days at any time when I see this photo.
=I remember my old days at any time that I see this photo.

②のex1

Wherever you are, I will go see you. (たとえあなたがどこにいても、私はあなたに会いに行きます。)
No matter where you are, I will go see you.

②のex2

Whenever you come, you are welcome. (たとえいつ来ても歓迎します。)
No matter when you come, you are welcome.

テーマ105:複合関係副詞の書き換え

問11)次の文を関係副詞を使って書き換えなさい。
I will go wherever you want to go.(あなたが行きたいところならどこでも行く)
→【I will go to any place where you want to go.】
ポイント:複合関係副詞は意味によって「前置詞 + any (place or time) + 関係副詞」か「no + matter + 関係副詞」に書き換えることができる。

whereverは「前置詞 + any place + where」か「no matter where」に書き換えることができますが、本問の場合は「どこでも」という意味で使われているので、「前置詞 + any place where」に書き換えます。

「any place 【where you want to go】」は名詞節なので、「I will go」の目的語にするには、前置詞「to」が必要ですね。(頭に「?」が浮かんだ人は「自動詞と他動詞の違い、大学受験で重要なポイントは2つだけ」をチェックしてね)

したがって「to any place where you want to go」となります。

このtoはwhere節内の「you want to go」のためのtoではない点に注意してください。

勘違いしやすいポイントですが、副詞節であるwhenever節の書き換えなので、名詞節「any place where〜」を副詞節として使うために先頭に前置詞をつけるのです。

「前置詞+名詞」はMでしたね。(ピンとこない人は「これがわかっていないと英文は読めない。文の要素SVOCM【英文読解】」を参照してください。)

I(S) will go(自V) 【wherever you want to go】(M).
I(S) will go(自V) (to any place 【where you want to go】)(M).

※「to any place where」は「前置詞+名」の形でM。「any place where〜」自体は先行詞「any place」に「where節」がついている状態で名詞節なので、副詞の働きをさせるために「前置詞」が必要。

テーマ106:複合関係副詞

問12)( )you go, you have to remember that you can use your credit card.
①Wherever ②Whatever ③Whichever ④How
答え:①
ポイント:複合関係副詞は副詞節の働きをする。先行詞なし、後ろの文=完全文

空欄の後ろは「you(S) go(自V)」で完全文ですね。

この時点で複合関係代名詞の②、③は消えます。答えは①ですね。

»複合関係代名詞に関しては、「第55講 複合関係代名詞」で詳しく解説しています。

Wherever you go, you have to remember that you can use your credit card.
No matter where you go, you have to remember that you can use your credit card.

テーマ107:howeverの用法「どれほど〜でも」


However

論理接続の副詞節
②however + 形容詞 or 副詞 + SV 「どれほど〜でも


例)I would rather have a home of my own, however small it may be.
どれほど小さくても、自分の家を持ちたい)

ポイント:however + 形容詞 or 副詞 + SV 「どれほど〜でも」

Howeverには、みなさんご存知の「しかしながら」という逆説を表す論理接続の副詞節の他に、「どれほど〜でも」という意味を表す用法があります。

入試では、語順を問う問題が頻出です。

「however + 形容詞 or 副詞 + SV」の語順を押さえましょう。