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関係代名詞what(先行詞なし、不完全分)の説明と、頻出知識の徹底解説

ここでは、関係代名詞whatについて講義しますが、先に「関係詞の基本解説と学習の進め方。たった2つの視点で関係詞は満点。」を必ず読んでください。各関係詞の何を学べば良いのか、を具体的に説明しています。


関係代名詞 what

what=「 the things which」
先行詞:なし
後ろの文:不完全文
働き:名詞節 訳:「〜もの、〜こと


関係代名詞のwhatについて

関係代名詞のwhatは「the things which」です。

「the things」は「もの・こと」という意味を持っていますね。

それに関係代名詞whichがついたものがwhatです。

つまり、もともと「the thing」に「which」がついたものなので、先行詞は無しになり、形容詞節ではなく、名詞節の働きをするということです。

そして、もともとwhichなので、後ろの文に関しては「不完全文」のままです。

»関係代名詞の解説はこちら(まだ読んでいない人はぜひ参考に)

テーマ96:関係代名詞what=the things which

問6)I remember (  )my parents said that day.(私はあの日親が言ったことを覚えている。)
①which ②what ③to which ④in which
答え:②
ポイント:whatは「先行詞なし、後ろの文は不完全」

先行詞を確認すると、先行詞は無しですね。

空欄が動詞の目的語になっています。この時点で、①は消えます。

次に後ろの文を確認すると、「my parents(S) said(他V) that day(M)」となっており、他動詞は目的語をとらなければいけないので、saidのOがないこの文章は不完全文ということになります。

ここで、③と④は消えて、②が答えとなります。

I remember [what my parents said that day](O).

「what my parents said that day」が「remember」のOになっています。

このようにwhatは名詞節の働きをすることに注意してください。

理由は前述の通り、「the things which」だからです。

I remember what my parents said that day.
=I remember the things which my parents said that day.
=I remember the things. + My parents said the things that day.