この記事では、【SVO+to不定詞】の形をとる動詞と、とれない動詞について説明し、この分野において入試で狙われやすいポイントを説明しています。
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ここでのポイント
【S+V+O+to不定詞】皆さんこの形は見たことがあると思います。訳し方も簡単ですね。
実は、この【S+V+O+to不定詞】の形を取れない動詞が存在し、案の定そこが入試で狙われます。
ここでの目的は
- 【S+V+O+to不定詞】の形を取れない動詞が存在するということを把握すること
- この分野での頻出動詞「hope」の用法を押さえること
の2点です。
また、これらの動詞は、最終的には暗記する必要があります。
受験本番までには暗記しましょう。
- S+V+O+to不定詞の例
- I allowed you to use my cell phone.「私はあなたが私の携帯電話を使うことを許した」
- → I (S) allowed(V)you (O)+to use ~。で【S+V+O+to不定詞】
「SVO+to不定詞」(Oに~するようにVする)の形をとることができる動詞
大学受験では、SVO+to不定詞の形をとることができる動詞よりも、とれない動詞の方が重要です。
ここでは、SVO+to不定詞の形をとることができる動詞を、受験で出る動詞に絞りまとめていますが、暗記する必要はありません。
SVO+to不定詞の形をとれない動詞を押さえておけば、この分野の問題は解けるからです。
- allow(許す)
- permit(許す)
- force(強制する)
- compel(強制する)
- enable(可能にする)
- cause(させる)
- encourage(励ます)
- advise(忠告する)
- expect(予期する)
- remind(気づかせる)
- warn(警告する)
- invite(勧める)
- persuade(説得する)
- lead O to V(OにVする気にさせる)
- leave(任せる)
- command(命令する)
- order(命じる)
テーマ4:S+V+O+to不定詞の形をとれない動詞
- ◯admit(認める)
- ◯demand(要求する)
- ◯excuse(許す)
- ◯explain(説明する)
- ◯forgive(許す)
- ◯hope(希望する)
- ◯prohibit(禁止する)
- ◯propose(提案する)
- ◯suggest(提案する)
- ◯inform(知らせる)
①admitted ②hoped ③enabled ④propose
空欄に動詞を入れると「S+V+O+to不定詞」の形になりますね。
①admittedも②hopedも④proposeも「S+V+O+to不定詞」の形をとれない動詞です。
よって、「S+V+O+to不定詞」の形をとれる③enabledを選びます。
テーマ5:頻出動詞hopeの用法
まず先ほどの「S+V+for人+to不定詞」の形をとれない動詞のまとめを見てください。
hopeが見つかりますよね。
でも、問題では「to」を使って書き換えろと書いてある。
「あれ?hopeは「S+V+O+to不定詞」使えないんじゃないの?」となりますよね。ここが、入試で狙われるポイントなんです。
実はhopeは【to 不定詞】の直前に「for+人」を置くことによって、「S+V+O+to不定詞」と同じような用法ができるんです。
このhopeの用法は頻出ですので、押さえておいてください。
また、forの後ろには、必ず「人」が来ることに注意してください。人以外だとこの用法は使えません。
hopeの用法
hope for 名詞
hope for 人 to不定詞
hope to V
hope that S V