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ここでのポイント
仮定法現在、難しい言葉ですが、大学受験対策という視点でみれば、押さえておくべきポイントは少ないです。
詳しく理解する必要もありません。しっかりと理解していなければ、解けないような問題も出題されません。
このページでは、仮定法現在に関して、大学受験で押さえておくべきポイントに絞り、解説しています。
- 【S+V+(that)+S2+(should)+V2】という形をとること
- V1の部分には「要求・提案・命令・指示・決意など」を意味する動詞が置かれるということ
- thatやshouldが省略されることがあるということ
以上が、仮定法現在で押さえておくべきポイントです。
仮定法現在とは
例文)I desire(V) that he(S2) should visit(V2) me more often.
(私は彼がもっと頻繁に訪ねてきてくれたらと思っている)
V1にはdesireやadvise(忠告する)やsuggest(提案する)など「要求・提案・命令・指示・決意など」を意味する動詞が置かれます。
また、thatとshouldが省略されることも多いです。
仮定法現在という言葉にはあまりこだわらなくて大丈夫です。例文のように、現実にはまだ起きていないこと、つまり仮定の話をしているんだなくらいの認識で良いでしょう。
仮定法現在の形と重要点
S+V+(that)+S2+(should)+原型V2
↑Vには要求・提案・命令
テーマ12:仮定法現在のV2(that内のV)の形
①exercised ②exercises ③had exercised ④exercise
仮定法現在の注意点は、thatやshouldが省略されることがあるという点です。
答えは④で原型ですが、①や②を選んでしまった人は多いのではないでしょうか。
「advised(V1)」が過去形なのに、過去形になっていないし、主語が「She」なのに三人称単数の「s」が付いていません。
これは元々「should V」だったものが、shouldが省略された形なので「原型」なのです。
The doctor advised that she should exercise every day.
仮定法現在か否かを見分ける方法ですが、V1の動詞に注目してください。
V1に「要求・提案・命令・指示・決意など」を表す動詞が来た場合は、仮定法現在を疑ってください。
●仮定法現在で使われる「要求・提案・命令・指示・決意など」を表す動詞
order(命じる), desire(要求する), require(要求する), demand(要求する), advise(忠告する), agree(同意する), insist(主張する), suggest(提案する), propose(提案する), determine(決断する), ask(頼む)など
●なぜshouldが使われるのか
助動詞「should」にはみなさんご存知の通り「〜すべきだ」という意味がありますね。
仮定法現在はV1に「要求・提案・命令・指示・決意」などを意味する動詞が置かれると説明しました。
みなさん、何かを決意したり、人に何かを要求したり、提案、命令、指示する際、「〜すべきだ」と言いませんか?
「〜すべきだ」と思っているから決意・要求・提案・命令・指示をするのですよね。
そう考えると、仮定法現在では「決意・要求・提案・命令・指示」を伴う動詞を使うということも、that説内(提案や要求の内容)ではshouldを使うということも頷けるのではないでしょうか。