従属接続詞とは
従属接続詞は後ろに完全文を従えることで一つの節を作ることができる接続詞です。(»完全文・不完全文について)
そして、語と語などを繋ぐことができる等位接続詞とは違い、節のみを繋ぐことができます。
節とはSVを含む語群のことでしたね。(»節とは)
従属接続詞にはIf, when, becauseなどがあります。
また、従属接続詞は副詞節と名詞節を作れるということも押さえておきましょう。(読解ではここが重要!)
従属接続詞
従属接続詞 + 完全文
=名詞節・副詞節
テーマ109:名詞節を作る従属接続詞
①What ②Whatever ③That ④Therefore
空欄の後ろの文は「he(S) was(V) successful(C)」と完全文になっているので、①と②は消えます。(①whatは関係代名詞、②whateverは複合関係代名詞のため、共に後ろは不完全文)
④の「Therefore」は副詞なので、これを入れると「Therefore(M) he(S) was(V) successful(C) is(V) natural(C).」となり、文として成立しません。
よって③のthatが答えになります。
【That he(S) was(V) successful(C)】(S) is(V) natural(C).
このように従属接続詞は後ろに完全文を従え一つの節を作ることができます。
そして、問題文のthatのように名詞節を作ることができる従属接続詞を覚えておく必要があります。
以下に名詞節を作る従属接続詞をまとめています。
ちなみに名詞の役割はS,O,Cですね。(»名詞の役割について)
名詞節を作る従属接続詞
that「〜こと」
whether「〜かどうか」
if「〜かどうか」
※ifはSとC不可
● ifはOのみ。SとCは不可
【If you come to the party】(S) is up to you. (×)
テーマ110:副詞節を作る従属接続詞の後ろの文→「S + be動詞」の省略可能
例)Though he was so tired, he continued to work.
→Though so tired, he continued to work.(彼はとても疲れていたが、仕事を続けた。)
副詞節であることに注意。名詞節と勘違いしないように。
また、省略できるのは「S + be動詞」です。
よく省略されるので、空欄補充問題などで、不完全文と判断してしまわないように注意してください。
読解でも非常に使う知識です。
副詞節を作る従属接続詞の後ろ
「S + be動詞」の省略可能
注意すべき従属接続詞
英文法問題で頻出の従属接続詞についてまとめています。
丸暗記を防げるような解説を心がけています。
ぜひ参考にしてください。
unless
「もし〜でなければ」と訳されることが多い「unless」ですが、「〜を除けば」と訳した方が正確で、「if」を使った「もし〜でなければ」との比較を問う問題での間違いも防ぐことができます。【詳しくは以下のページで】
»テーマ111:unless「もし〜でなければ」→「〜を除けば」
whileとduring
両者の違いは品詞にあります。whileは接続詞でduringは前置詞です。接続詞には完全文が続き、前置詞には名詞が続きます。空欄補充問題で頻出の事項です。【詳しくは以下のページで】
as long asとas far as
どちらも「〜する限り」と訳されますが、「as long as」は時間を表す表現で、「as far as」は程度を表す表現です。使える場面が異なります。「as long as」は「〜する間中」などと訳した方が正確で、両者の違いを問う問題でも間違えることがありません。【詳しくは以下のページで】