助動詞とは
文字通り、動詞を補助する品詞です。
話者の意思や考えなどのニュアンスを動詞に加えることで、動詞を補助します。
I can speak English.
↑「話す」に「できる(可能性)」というニュアンスを加えている。「話すことができる」
助V
話者の意思の考え
助Vの学習では
助動詞は「意思や考え」という曖昧なものを表すため、教科書や参考書によって解釈や解説が異なる場合も多いです。
また一つの助動詞が果たすことができる役割(用法)も一つとは限らず、その意味も曖昧(「この助動詞はこうだ」という形では言い切れない)なものが多い。
そのため、英語の学習者にとっては非常にややこしく感じられる単元です。
しかし、入試では意見が一致するような確実な知識しか出題されないため、裏を返せば、決まりきった定番の問題しか出題されないということです。
助動詞自体は非常に理解が難しく、指導者でも理解できていない(頻出表現や辞書の訳を覚えているだけ)ことが多いほどの単元ですが、入試という観点でみれば頻出の表現や各助動詞の重要用法、定番の知識さえ押さえていれば解ける簡単な問題しか出題されないということです。
つまるところ、最終的にはポイントを押さえ、問題を解けるようになれば十分だということです。
内容がややこしく、立ち止まってしまう(もしくは学習せずに飛ばしてしまう)学生が多い単元ですが、「最終的にはポイントを暗記して定番の問題を解けるようになれば良い」という視点を忘れずに、学習してください。
なお、当サイトでは、丸暗記を防ぐために助動詞の説明をかなり詳しくしています。
一度に全て覚えようとはせず、文法問題集などで頻出問題を暗記する過程で、何度も見直すようにしてみてください。
そうすれば受験本番には自然と助動詞の理解が深まっていることでしょう。
助動詞学習の進め方
助動詞の学習は、まずその助動詞が持つ根本的なイメージを理解し、そのイメージをもとに用法を覚えていくという流れをとると頭に入って来やすいです。
「この助動詞にはこんな用法があるのか」という視点ではなく、「なぜこの助動詞にこんな用法があるんだろう」という視点で学習を進めてください。
その疑問に対する答えが各講の冒頭に紹介している助動詞の根本的なイメージです。
助動詞の形
助動詞の形は以下の通りです。
助動詞の形
基本 助V+原型V
ex) He can speak English.
否定 助V+not+原型V
ex) He can not speak English.
疑問 助V+S+原型V
ex) Can he speak English?