難関大への登竜門

shouldのイメージと意味・用法と頻出問題解説 | 大学受験英文法対策

このページでは、shouldのイメージと意味・用法について、大学受験対策という観点で説明しています。

後半にはshouldに関する頻出知識について解説しています。

なお、助動詞の基本や勉強の進め方についての記事を読んでから、このページを読むと、より理解が深まります

まだ読んでいない方は以下の記事を先に読んで見てください。

»『助動詞とは話者の意思を表すもの。助動詞の覚え方と勉強方法』(助動詞の基本や勉強の進め方について)

shouldのイメージ


shouldのイメージ

当然



テーマ48:shouldの重要用法(ought toと書き換え可能

Ⅰ アドバイス(義務)「〜した方が良い(〜すべきだ)」

You should write a letter to your parents.(両親に手紙を書いた方が良いよ)

考え方:人に助言するときには、自分が「こうして当然だ」と思っていることを勧めますよね。そのような話者の「当然」という思いの表れがshouldです。

ポイント

shouldは義務の用法があり、「〜すべきだ」と訳されることが多いですが、どちらかというと「〜した方が良い」という助言に近い感覚なので、敢えてアドバイスと書かせていただきました。

強さで言えば、「should ≦ ought to <<< had better」です。

「should」と「ought to」はほぼ同義と考えても問題ないですが、had betterに関してはほぼ脅迫に近い形で、目上の人や知らない人には「〜すべきだ」という意味では使わないように注意してください。(減点されることもないと思いますが、一応、英作でも注意)

=「ought to」(〜すべきだ)


過去⇒「should have Vpp」(〜すべきだったのに


「〜すべきだったのに(実際にはしなかった)」という悔やみを表すことに注目。

=「ought to have Vpp」(〜すべきだったのに)


否定文:「〜すべきでない」

You should not go there.(そこに行かない方が良いよ)

=「ought not to」(〜すべきではない)


過去⇒「should not have Vpp」(〜すべきではなかったのに


これも同様に「〜すべきではなかったのに(実際にはした)」という点に注目。

=「ought not to have Vpp」(〜すべきではなかったのに)


Ⅱ 当然の推量「〜のはずだ」

This plan should work.(この計画はうまくいくはずだ)

ポイント

この用法では否定文は作れないことに注意。

shouldにはアドバイス用法の否定(〜すべきではない)しかないです。

また、この用法についても「ought to」に書き換え可能な点も押さえておこう。

=「ought to」「〜のはずだ」


過去⇒「should have Vpp」(当然〜したはずだ


当然の推量の用法でも「should have Vpp」の形で過去を表現することができます。アドバイス用法との見分け方は文意で判断するしかありません。また、過去についてもこの用法では否定文は作れないことに注意。

=「ought to have done」(当然〜したはずだ)



shouldとought to

〜すべきだ」or「〜のはずだ

過去⇒「〜すべきだったのに」or「当然〜したはずだ

否定文 「〜すべきではない」

過去⇒「〜すべきではなかったのに


テーマ49:shouldの重要用法②(ought toと書き換え不可

Ⅲ 疑問詞と共に用い意外や驚きの感情を表現。

How should I say such a thing?(いったいどうして私がそんなことを言わなければいけないの?)

考え方:shouldを「当然」という言葉に置き換えるとわかり易いかと思います。「当然」から外れたことなので、意外や驚きですね。

ポイント

このような用法があるということが分かっていれば十分です。

和訳でたまに出題されることがある程度です。

「いったいどうして〜」という訳し方を覚えておきましょう。

Ⅳ 感情や判断を表す文中で用いられ、それらを強調する。

It is natural that he should get angry.(彼が怒るのも当然だ)【判断の強調】
It is surprising that you should be late for appointment.(君が予定に遅刻するなんて驚き) 【感情の強調】

ポイント

判断や感情を表す語句が目印です。

それらの語句があれば、この用法を疑いましょう。

感情を表す語句はわかると思いますので、判断を表す語句を下記にまとめます。

判断を表す語句
natural, important, necessary, essentialなど

Ⅴ 要求・命令・提案などのthat節中で使われる。

⇒『仮定法現在とは?大学受験で押さえておくべきポイントはこれだけ。』参照