「so〜that S V」「such〜that S V」は非常に良く出題される構文ですが、文法問題では「so」と「such」の語順の違いを問われます。
もちろん長文でも当たり前のように出てくるので、日本語訳を覚えることは必須ですが、文法問題対策として、語順を確実に覚えるようにしてください。
soとsuch
「so〜that SV」(とても〜なのでSV)(SVほど〜だ。)
「such〜that SV」(とても〜なのでSV)
so〜that S V「〜するほどSV」の訳について
ex)She is so beautiful that thinking stops.(彼女は思考が止まってしまうほど美しい)
「so」には「そのような」という意味があります。
例文を見てください。
「She is so beautiful」(彼女はそんなに美しい)とありますが、それだけでは文章としておかしいですよね。
「そんなに」の部分を説明する必要があります。
そこで、その説明のためにthat節「that thinking stops」(思考が止まってしまう)をくっ付けます。
◯She is so beautiful(彼女はそんなに美しい)
⇩(どんなに?)
◯that節(思考が止まってしまうほど)
このような流れで、「思考が止まってしまうほど彼女は美しい」という訳になると考えれば良いです。
「とても〜なのでSV」の訳し方についても考え方は同じです。
なお、どちらの訳になるかは、文脈から判断するしかありません。
ただし冒頭に述べたように、入試では語順について聞かれることの方が多いです。
そして、長文を読む上では、どちらの訳にしたとしても大差ないので問題はないです。
「such」にも「そのような」という意味があります。
「such〜that SV」についての考え方は「so〜thatSV」と同様です。
soとsuchの違い
ex1)She is so beautiful a woman that I fell in love.(彼女はとても美しい女性なので、恋に落ちてしまった。)
ex2)She is such a beautiful woman that I fell in love.(彼女はとても美しい女性なので、恋に落ちてしまった。)
(ex1)・(ex2)の赤文字の語順に注目してください。
(ex1)は形容詞「beautiful」が前に出てきているのに対して、(ex2)はsuchの後ろに「a beautiful woman」という名詞が置かれています。
なぜ、このような語順の違いが生まれるかについてですが、「so」と「such」の品詞の違いが原因です。
「so」は副詞で、「such」は形容詞なのです。
副詞である「so」は名詞を修飾することができないので、「a beautiful woman」の「beautiful」が前に引っ張られているのです。
副詞が修飾できるのは名詞以外の品詞でしたね。(»形容詞と副詞の違い)
それに対して「such」は形容詞なので、修飾できるのは名詞のみです。
したがって、「She is such beautiful that〜」という形はとれないので、注意してください。
soとsuch
so=副詞
such=形容詞
語順の違い
so [形 or 副 / 形 (+ a/an) + 名] that SV
such [名 / (a/an) + 形 + 名] that SV
テーマ115:soとsuch
①so ②such
空欄の後ろには形容詞がきているので、答えは①の「so」です。
soは副詞で名詞を修飾することができないので、形容詞が前に引っ張られるのでしたね。
soは副詞、suchは形容詞です。
覚えるしかありません。ちなみに。もし覚えにくければ、「早慶(so 形)」と「サッチャー(such a)」と語順を語呂覚えしても良いです。逆にわかりにくいかもしれませんが、それで覚えている生徒もかつていました。。。