使役動詞に関して、大学受験の英文法で押さえておくべきポイントを紹介しています。
映像授業もご覧いただけます。
ここでのポイント
- 使役動詞(make,have,let,get)がそれぞれ、どの形の補語をとることができるのか
- 使役動詞を使った文ではOと補語が主術関係にあるということ
以上2点を押さえておくことが、ここでのポイントです。
- ●使役動詞とは
- 人や物に「〜させる」「〜してもらう」という意味をとる動詞を使役動詞と言います。make、have、letを覚えておこう。
- 例)I made my mother(O) cook(C). (私は母に料理を作らせた。)
テーマ6:使役動詞の補語の形
①to enter ②entered ③enter
タップすると答えが表示されます。
使役動詞(let,have,make)の補語は基本「原型」の形をとります。
よって、答えは原型の③です。
He let (V) me (O) enter the room (C).←enterの部分が補語、原型になっている。
なぜ「to 不定詞」ではなく原型の形をとるかについては、「使役動詞make,have,letは、なぜto不定詞を補語にできないのか」で説明しています。参考にしてください。
make,have,letの補語の形
letは原型のみ、makeは原型か過去分詞、haveは原型と過去分詞とingです。
使役動詞の補語のVの形 | 原型 | 過去分詞 | Ving |
let:〜を許可する | ◯ | ||
make:無理やり〜させる | ◯ | ◯ | |
have:〜してもらう | ◯ | ◯ | ◯ |
テーマ7:使役動詞のOと補語は主述関係にある。
①repaired ②repair ③repairing ④to repair
タップすると答えが表示されます。
「S+使役V+O+補語」これは使役動詞を使った文の形ですが、Oと補語が主術関係にあることを押さえておきましょう。
補語Vの(意味上の)主語はOです。
意味上の主語 | (S) | (V) | ||
英文 | I (S) | had (V) | my computer (O) | repaired (C). |
「repaired」の意味上の主語が「my computer」ということになります。
「computer」は修理される側なわけですから、補語(repeir)は受け身になります。
「computer」を主語として、「パソコンが修理される」という文を作るなら「Computer is repaired.」ですよね。
このように使役動詞の補語のVとOは主述関係にあるということを押さえておいてください。
テーマ8:使役のget
使役のget
get:~してもらう
get+O+toV
Ving
Vp.p.
①have ②make ③let ④get
タップすると答えが表示されます。
補語の部分に「to sing」ときてるので、空欄には「S+V+O+to不定詞」の形をとれる動詞がくるはずですね。
選択肢を見ると、補語に「to 不定詞」をとれるのは、「get」しかないので、④「get」が正解。
haveもmakeもletは補語に「to 不定詞」の代わりに「原型V」をとるので、ダメですね。