難関大への登竜門

知覚・使役動詞などOCをとる場合、OとCは主述関係にあります。

知覚動詞などOCをとる場合は主述関係に注目

意味上の働き     S V
 (ex) I heard my name called.
文構造 S V O C

このように、使役動詞や知覚動詞(see,hear,watch,feel,look at,listen to)でV O Cの形を取る場合は、OとCが主述関係にあるということを押さえておきましょう。

Cに来る分詞の形(Ving、Vpp)はO目線の受動関係から判断します。

ex) I heard my name called.(私は名前を呼ばれたのを聞いた)

意味上の働き     S V
  I heard my name called.
文構造 S V O C

↑my nameがcalledの意味上の主語。my name目線では、「呼ばれた(受け身)」になるので「called(Vpp)」

ex) I saw him running yesterday.(昨日、彼が走っているのを見た)

意味上の働き     S V  
  I saw him running yesterday.
文構造 S V O C M

 

↑him目線で見ると「走る側(能動)」なので、「Ving」

「keepOC」と「withOC」は頻出

使役動詞、知覚動詞の他にも、「keepOC」と「withOC」がOとCが主述関係にあるというテーマで出題されます。

以下にテーマ化しているので、押さえておきましょう。

テーマ77:keep OCはOとCの間に主述関係

問3)Please keep her(  )until I come back.(私が帰ってくるまで、彼を待たせておいてください。)
①waiting ②waited
答え:①
ポイント:keepOCはOとCの間に主述関係がある。

空欄に入る動詞とherの間に主述関係がある、つまりwaitするのはherです。

確かに彼女は待たされていますが、待たれている訳ではなく、彼女が待っているわけですから、「waiting」が答えになります。

ちなみに、このテーマの本題ではないですが、waitは自動詞なので、②は問答無用で消えます。

意味上の働き     S V  
  Please keep her waiting until I come back.
文構造   V O C  

keep O C

keep O Ving「OがVしているよう保つ」
   O Vpp「OがVされているよう保つ」
OCは主述関係


テーマ78:withOCはOとCの間に主述関係

問4)He was reading a book with his legs (  ). (彼は足を組みながら、本を読んでいた。)
①closing ②closed
答え:②
ポイント:withOCはOとCの間に主述関係がある。

keep OCと考え方は同じです。

意味上の主語であるhis legs目線で見ると、組まれていますので、②のclosedが正解です。

彼が足を組んでいるのであって、彼の脚が組んでいる訳ではないですね。

必ず、O目線で受動関係を考えましょう。


with O C

with O Ving 「OがVしている状態で」
   O Vpp「OがVされている状態で」
OCは主述関係