不定詞の名詞的用法とは
不定詞が文中で一つの語として、名詞の働きをする用法です。
例えば、I want to play the piano.の場合、「to play the piano」が他動詞「want」の目的語になっています。
このように文中で名詞の働き、つまりS、O、Cいずれかの役割を果たす不定詞の用法を名詞的用法と呼びます。
名詞的用法
名詞の働きをする(S O C)
名詞的用法の不定詞(準動詞)の意味上の主語は、「for 人」で表す。
準動詞の主語の明記
直前のfor人で表す
ex) It is natural for babies to cry.「赤ちゃんにとって泣くことは自然だ。」
この場合、準動詞「cry」の意味上の主語は「babies」
準動詞の主語の明記がない場合
準動詞の主語の明記がない場合は、文全体の主語or一般人が準動詞の主語になります。
ex) To study English is easy.
この場合のstudyの主語は一般人
名詞的用法で押さえておくべき知識
テーマ67:疑問詞+toV
The question is when to say sorry.
「疑問詞+toV」は「疑問詞の訳+Vすべきか」という訳になります。
「which to choose」なら「どちらを選ぶべきか」といった具合ですね。
問題文の場合は、「When to say sorry」ですので、「いつ(whenの訳)+謝罪すべきか(to say sorry)」となります。
ちなみに、構造把握すると、
The question(S) is(V) when to say sorry(C) .
で、名詞的用法(S,O,C)の不定詞ということになります。
注意すべき点は、「疑問詞+toV」を一つの語として捉えるという点です。(「to V」だけではなく「疑問詞+toV」でC)
また、例外として「how to V」は「Vする方法」という訳になります。
基本は「疑問詞Vすべきか」、例外は「how to V」(Vする方法)です。
押さえておきましょう。
疑問詞+to V
訳)「疑問詞Vすべきか」
ex)Which to choose(どちらを選ぶべきか)
※例外)how to V「Vする方法」