品詞とは
文を構成する「語」を品詞と呼びます。
品詞、句、節などについてピンとこない人は、「みんなは大丈夫?品詞と句・節について復習しよう」を参考にしてください。
品詞の種類
品詞の種類が直接問われるようなことはありませんが、各品詞の働きやルールについて理解していなければ、英文読解や英文法の学習を進めることは困難です。
それぞれの品詞が文中で担うことのできる役割や、ルール・特性を必ず押さえましょう。
名詞
人・事物の名を表します。
例)Taro, hospital,ideaなど
●Beautiful flowersのように名詞を中心とした語の集まりを「名詞群」といいます。
代名詞
特定の名詞の代わりになる語。
例)I, it, theyなど
I bought a flower. It is beautiful.
●「It」は「flower」を指す代名詞
動詞
主語の動作や状態を表す語。自動詞と他動詞に分けることができます。
例)have, go, know, liveなど
形容詞
①名詞・代名詞を修飾して性質や状態を表す。冠詞(a/am, the)も形容 詞に含まれます。
例)beautiful flower 👈「形beautiful」は「名flower」を修飾している。
②補語の役割を果たす。
例)This flower(S) is(V) beautiful(C).
副詞
名詞以外を修飾して「場所・時・様態・程度・頻度」を表す。
例)My dog runs fast.
☝「副fast」は「(V) run」を修飾している。
前置詞
<前置詞+名詞>の形を前置詞句と呼び、形容詞か副詞の働きをします。
例)in,to,with,atなど
I live in Japan.👈前置詞句「in japan」が「(V) live」を修飾している。(副詞の働き)
接続詞
語と語や節と節をつなぐ役割を果たします。
語・句・節・文をつなぐ等位接続詞と、節のみをつなぐ従属接続詞があります。
等位接続詞・・・and,butなど
例)Takashi and Saki were a good couple and they got married.
andは「Takashi」と「Saki」を、andは下線部の節と節をつないでいます。
このように、等位接続詞は文中で同じ役割を持つ者同士をつなぎます。
従属接続詞・・・if,when,becauseなど
例)I bought a book when I went to the book store.
下線部の節と節を繋いでいます。
この場合when節「when~store」が「bought」を 修飾する形になっています。
「I went to the book store」のように従属接続詞によって接続される節を従属節、「I bought a book」のように従属節に修飾される文を主節と言います。
それぞれの品詞が担うことができる文中での役割
英文を構成する語、句、節は、SVOCMという5つの要素に分けることができます。
そして、品詞によって、担うことができる要素が異なります。(例えば、SやOとして使えるのは名詞のみ、Cとして使えるのは形容詞と名詞のみ…といった具合で。)
品詞の種類や働きを理解した後は、それぞれの品詞が、文中でどのような役割を担うことができるのかを学びましょう。