仮定法ではIfを省略することができるのですが、Ifを省略すると英文の語順を変える必要がでてきます。
それを倒置と呼びます。
穴抜きや整序、書き換えなど、様々な文法問題で、倒置の形が問われます。
そのため、文法問題対策としては、倒置の形を覚えておく必要があります。
また、倒置の仕組みと形を知っていなければ、そもそも英文の倒置に気付くことができず、正確な読解が困難になってしまいます。
ここでは、どのようにして倒置が成されるのか、倒置が起きた文はどのような形なのかを押さえましょう。
If省略による倒置の手順
例1) If I had lived near Takashi,… (もしたかしの近くに住んでいたなら…)
⇩
①まずIfを省略します。
_ I had lived near Takashi,
⇩
②次に動詞を前に持ってきます。
Had I _ lived near Takashi,
これでIfの省略、および倒置が完了します。
Had I lived near Takashi,…
もう一つやってみましょう。
例2)If anything should happen,… (もし何かあれば…)
⇩
①_ anything should happen,… (Ifの省略)
⇩
②Should anything happen,…(動詞を前に)
同じですね。
倒置
①Ifを省略⇒②動詞を前に
テーマ66:仮定法の倒置の形
If it had not been for your advice, I would have failed.(もし君の助言がなかったら、私は失敗していただろう。)
Ifが省略されると倒置が起こるということと、倒置の形を覚えておこう。