難関大への登竜門

仮定法過去完了の解説 | 仮定法過去との違いと大学受験頻出問題

仮定法過去完了とは

過去の事実とは異なることを表す文法です。

例えば、

if I had studied, I could have passed the university entrance exam.
もし勉強していたなら、大学受験に合格できたのに

といった文ですね。

この例文では「大学受験に合格する」という話自体が過去のことであることが分かりますね。

過去の事な上に事実に反する事を表すので、「if S had Vp.p.」「助V過去形+have Vpp」の形を用います。

現在の事実とは反する事を表す仮定法過去との違いに注意してください。

(比較)仮定法過去
事実とは異なる現在の内容を表すので、過去形を使う。
「If S 過去形, S 助V過去形 + 原型V

仮定法過去完了…事実とは異なる過去の内容
「if S had Vp.p., 助V過去形 + heve Vpp

»仮定法過去については「第27講 仮定法過去」をご参照ください。


仮定法過去完了

昔の事実に反する



仮定法過去完了の形

If S had Vpp, S 助V過去形 + have Vpp


テーマ59:【仮定法過去完了】「If S had Vpp, S 助V過去形 + have Vpp」は過去の事実に反する事を表す。

問4)If I had lived near Takashi, I ( ) him.
①help ②would have helped ③would help ④have helped
答え:②
ポイント:仮定法過去完了は過去の事実に反する事を表す。

従節(if節)が「S had Vpp」の形になっているので、過去の事実に反する話をしている事がわかりますね。

仮定法過去完了は「If S had Vpp, S 助V過去形 + have Vpp」の形をとるので、②を選びます。

主節も従節も過去の話で、かつ事実とは反する話をしている点に注意してください。

ちなみに、問題文の日本語訳は「もしもたかしの近くに住んでいたなら、彼を助けただろう」です。