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仮定法過去とは「事実とは異なる現在のこと」解説と頻出問題対策

仮定法過去とは

現在の事実とは異なることを表す文法です。

例えば「もしも鳥だったら、空を飛べるのに。」といった文ですね。

注意すべき点は、「仮定法過去」という名前ですが、あくまでも過去形の動詞を使うからそう呼ぶだけであり、仮定法過去で表現する内容は現在の内容というところです。

過去形を使う理由

過去形を使う理由は、過去形=「遠い形」押さえておくべき過去形のイメージと出題ポイント』で説明したように、過去形は「遠いこと」を表す語形だからですね。「事実と離れていること」=「遠いこと」だから過去形を使います。


仮定法過去

今の事実に反する


仮定法過去の形

仮定法過去は、「If S 過去形, S 助V過去形 + 原型V」という形で表されます。

注意点は、If節中の動詞にbe動詞を使いたい場合には、必ず「were」を使用する。というところです。

例) If I were C, I 助Vの過去形 + 原型V.
↑主語が「I」でも、wasではなくwereを使う


仮定法過去の形

If S 過去形, S 助V過去形 + 原型V
   ↑be動詞の場合は「were」


仮定法過去の押さえておくべき頻出問題

テーマ56:現在の事実と異なることを表す【仮定法過去】

問1)次の英文を和訳してください。
If I had money, I could buy Mercedes-Benz.
答え:もしもお金があったら、メルセデスベンツを買えるのに。
ポイント:事実とは異なる(仮定)現在のことを表す。

仮定法過去が表す内容は現在のことだという点に注意。

また、仮定法過去は【If S 過去形,S 助V過去形+原型V】という形で表すことができる。

テーマ57:ifの中のVが過去形→仮定法過去しかない。

問2)If I lived near Takashi, I(  ) him.(もしもたかしの近くに住んでいれば、彼を助けるだろう)
①helped ②will help ③would help ④helped
答え:③
ポイント:if節中に過去形が来ている場合は仮定法過去形。

仮定法過去の形は【If S 過去形,S 助V過去形+原型V】です。

そして、if節中に過去形がくる形は仮定法過去しかありません。

If節中に過去形の動詞が置かれている場合には、仮定法過去を思い出しましょう。


Ifの中のVが過去形

仮定法過去しかない。


テーマ58:【仮定法過去】if節中のbe動詞→「were」

問3)If I (  ) a bird, I could fly. (もしも鳥なら、空を飛べるのに)
①am ②was ③are ④were
答え:④
ポイント:仮定法過去のif節中のbe動詞は「were」を使う。

仮定法過去のif節中の動詞の形ですが、be動詞の場合は主語に関係なく「were」を使います。