受験合格のための真実と秘訣
受験は、「あっ!」と、云う間にやってきます。
私が皆さんなら、PCや携帯を閉じ、真っ先に英単語を覚えます。
本番までに覚えきれるかどうか、不安だからです。
塾のサービス説明をただただ読むほど、不毛な時間は無いでしょう。
少しでも時間があれば、志望校合格に直結する勉強に使うべきです。
そこで、単にサービス説明をするのではなく、受験勉強を始めるにあたって、受験に失敗しないために知っておくべき情報をメインとして、そこに当塾のサービス説明を添える形で文章を書くことを考えました。
「慶応に合格しました!!昨年は無料面談ありがとうございました!結果入塾はしなかったけど、去年の終わりに先生とお話したことをずっと意識してました」といったような、嬉しい内容の連絡をくださる受験生の方が増えてきた中で、継続指導しなくても、ほんの少しのきっかけだけで、受験生の役に立つことがあるんだと思い始めたことが、このページを作成したきっかけです。
ですので、単に塾のサービス説明ととらえずに、ぜひ自分の目標と、これから取り組もうと思っている内容を照らして、精査する気持ちで読んでいただければ幸いです。
これからお伝えする内容は、どの大学を志望するどの段階の受験生にとっても、知っておいて損はない受験成功の秘訣であり真実です。
できるだけ分かりやすく正確な情報をお伝えできるように、言葉や内容を選ばずに書くので非常に長くなってしまいますが、一字一句飛ばさずに読んでみてください。
読み終えた後に後悔させないほどの有益な情報であると自負しています。
逆に、この程度の文章を読みきれない・理解できない・集中力が持たない・真剣に受け止めない、という方は、おそらく難関(と皆様が思っている人気の)大学に合格することはできないでしょう。
これからお伝えしますが、大学受験で合否に影響を与える要素の一つとして、「努力・根気」という言葉が一番に出てきます。
なぜなら、大学受験は、出題される内容が決まっていて、問題を解くための考え方とその材料にあたる知識が公開されているという、”準備次第で”合格を掴み取ることができる非常に簡単な試験だからです。
準備ができる(しかも準備の手順や方法までもが公開されている)のなら、能力は関係ありません。
能力が関係ないのであれば、努力(量や回数)で差がつきます。
志望校の試験問題を、お手持ちの参考書で説明することは容易なはずです。それは、教科書・参考書に答えが書かれているからです。逆に考えれば、教科書に書かれていることを全て理解し、暗記していれば、合格点は確保できるということです。
やるべきことを期日までにやり、用意すべきものを用意しておけば、能力に関係なく、必ず結果が出るということです。
そのやるべき・用意すべきことが膨大で、かつ時間が限られているが故に、状況によっては選択をして正しい行動に時間と努力をつぎ込む必要がある(体力と時間を無駄にできない)という点も受験の難しいところですが、
努力できない、根気がないという人は、膨大な量のタスクをこなすことがそもそもできないし、用意すべき知識を覚えることができないので、落ちます。
大学受験は、皆さんの人生に大きく影響を与える大切なイベントですね。
このイベントに、人生がかかっている!!と思っていると思います。
その人生がかかった大切なイベントのための情報なのに、この程度の文章を読み切る根気が無い方は、おそらく今後合格のために覚えるべき知識を覚えたり、それらの理解のために参考書を読み切ることはできないと考えられます。
「読んで、覚える、忘れないように繰り返す」が受験合格の秘訣だからです。
当塾では入塾試験は課しておりません。これは、やるべきことに適切なタイミングで正しく取り組めば、誰でも合格点を取れるという強い確信があるからです。
しかし、やる気がなければ、合格できません。
そのやる気の判断材料の一つとして、当塾のHPは、理念からHPのトップ画に至るまで全てのページに、わざと長い文章を記載しています。
「理解できなくても、良いからとりあえず目を通してほしい。自分がこれから入塾を検討している塾のHPの内容すら目を通せない人は、絶対に難関大には合格できないから。」
これが私の想いです。
逆に、自分の目的達成のために、ウェブサイトで調べ、当塾HPに辿り着き、その内容を長い文章を読み理解する。これができる受験生は、その時点で難関大学合格の素養があるとみなすことができると思っています。
病気になったとすれば、どれだけ複雑で長い文章でもその病気についての知識をインプットするでしょう。
好きな有名人が不祥事を起こしたとなれば、ウィキペディアから週刊誌の記事、ツイッターの分散された情報まで納得がゆくまで読み漁るでしょう。
大学受験の塾選びも本来であればそれくらいの意気で進めるべき事柄なのです。自分の人生がかかっている大勝負で勝つための準備をする環境選びなのですから。
この時点で長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださっている人がどれくらいいるでしょうか。
すでにページを閉じている人、飛ばしてしまっている人もいるでしょう。
その方々に比べれば、あなたはチャンスがあります。
これから本題に入りますが、読み終えた頃、もっといえば、受験が終わった後に、「読んでよかった」「あのページに出会えてよかった」と思っていただけるよう、
自らも慶應義塾大学に一般入試で合格し、その後数年に渡って受験指導をおこなってきたNEOREC先進塾の塾長である榎本勇暉自身が、受験生に真っ先に伝えたい・理解してほしいことを詰め込んで執筆します。
塾のサービス説明でありながら、一人称は「私」となってしまいますがその点はご容赦ください。
また、「分かってほしい!」が第一なので、言葉を崩してバアッ!と書いています。その点も理解しつつ”頑張って”必要な情報だけを読み取ってください。
目次
- 大学の問い=「あなた、頭いいですか?」ではなく「覚えろっていったこと、覚えてきましたか?」
- 難関大学ってどういうイメージしてますか?それ、正しいですか?
- 難関大学の試験問題の90%以上が基礎(暗記)問題
- 大学受験はカンニングし放題。これで落ちるって努力不足か持ち込む資料を間違ってるだけ
- ライバルは受験生。大学ではありません。
- 問題集はサンプル集。単語帳・文法書は問題を解くための材料図鑑。
- 「初めて学ぶ」は10%、繰り返し復習が90%
- 一言でいえば、暗記。暗記ができるかどうか。英語長文、リスニング?それも暗記です。
- 上記を踏まえて、あなたが今から合格のために「やるべきこと」のまとめ
- お金をかけるべきは塾?授業?学習環境?違います!受験料です!!!
- 落ちる受験生の特徴(君たちがやってはいけないこと)
- 最後に伝えたいこと
大学の問い=「あなた、頭いいですか?」ではなく「覚えろっていったこと、覚えてきましたか?」
A「君、大学生?どこ大学?」
B「慶應義塾です!」
A「お、頭良いんだね~~」
はい、まずこれ、違和感覚えてください。
これから受験勉強を始める皆さん。「早慶=頭が良い人が入れる大学」って思っていませんか?
と、すれば、これから皆さんは、「頭が良い状態」を目指して勉強するってことですか?
頭が良くなるために勉強する。頭が良くなる。
……難しくない?
これが、大学受験ってやることがシンプルで簡単なのに、
難しく考えて志望校のレベルを落としたり、
複雑な学習にあれこれと時間を浪費して、
落ちてしまう受験生が多い原因の一つです。
塾生との最初の面談で、志望校を聞くと、「マーチ」って答える人が多いです。
「え、早慶は嫌なん?」と聞くと、
「早慶とか受かるんですか?」って。
勿体無い。
「受験って簡単なのよ。英語長文?いらないいらない。まずは英単語覚えて。それで受かるから。」って指導すると、
「僕は慶応に行きたいんですよ。もっと応用問題解きたい!試験作ってください!」って。
時間の無駄です。
結論に入ります。
大学入試は、皆さんの「頭の良さ」を測る試験ではありません。
皆さんが、高校や大学側に「これ、覚えといて!後で覚えられてるかチェックするから!」と言われたことを真面目に覚えているかを確認しています。
そう。書いててこの言葉が気に入りました。
「覚えているか、確認しているだけ。」
これが入試です。
だから、皆さんがやるべきことは、
覚えることと、覚えたことを忘れないように維持することなのです。
受験勉強=決められた範囲を決められた通りに覚えて、決められた通りに回答する。
大学「ここ!こんな感じで出るから覚えといて。問題集にはどんな感じで出るかまとめといたし、回答できるように使う言葉とかは単語帳とか用語集にまとめといたから!!」
受験生「ここ覚えたで!!ほらみて!!」
入試ってこんな感じです。
頭が良い人になる必要はありませんし、多分受験勉強で頭が良くなることはないでしょう。
難関大学ってどういうイメージしてますか?それ、正しいですか?
大学は頭が良い人が入るところではない。
試験当日の入試問題で、自分が覚えた箇所が、「たまたま」合格点に足る問題数だけ、出題された人が入るところ。
ここまではOKですね。
その「たまたま」を、より確実なものにするために、できるだけ全範囲覚えましょう!
これが受験勉強です。
では、難関大学。
皆さん、よく口にする言葉ですね。
塾や予備校の宣伝でも使われる言葉です。
うちでも、便宜上使っています。
なぜ難関なのでしょう。
ここで一旦、よく生徒に「難関大学ってなんで難関なの?」って聞いた時に展開される可愛らしいやりとりを紹介します。
生徒「難しい問題が出るからです!」
私「それってなんで難しいの?」
生徒「うーん、覚えてれば解ける簡単な問題じゃなくて、頭使わなあかん問題が出されるから?」
私「え、参考書とか授業で出てけえへん問題が出るってこと?その場で考えろ的な?」
生徒「いや~……あっ!受けてる人のレベルがめっちゃ高いからや!」
私「レベルが高いか。確かにそれはそうやな。どうレベルが高いんやと思う?」
生徒「そりゃ参考書の隅っこの方に書いてるようなこと覚えてたり、頭の回転早いとか?」
私「でもうちでは、参考書の隅っこに書いてるようなことは覚えへんでええ。頭の回転はいらん。って教えてるやん。君らは合格できへんってことかな?」
生徒「……確かに、じゃあなんでなんやろう」
私「早慶受かる子はね、基礎問題を落とさないのよ。参考書読んでれば当然解けるやろって問題を絶対に落とさない。だからレベルが高いんよ。受験は攻めより守りやで。」
可愛い!!
お付き合いいただきありがとうございました。
難しい問題が出る。
これは確かにその通りです。
ただ、この「難しい」の意味を勘違いしてはいけません。
名前を聞いたことが無いような入学のハードルが低い大学でも、
産近甲龍や日東駒専と呼ばれるような大学群でも、
関関同立やGMARCHと呼ばれるような大学群でも、
早慶上智でも、
出てくる問題(問われる知識)とその範囲は同じです!
違うのは、「問い方」です。
同じ知識を問うにしてもその聞き方で全く難易度が変わってしまう(ように感じる)のです。
ちょっと例があった方が分かりやすいと思うので、試験問題を作ってみました。
参考書には、以下のように書いてあるとします(実際のペペロンチーノとは違うかもしれませんがそこはこだわらないで)。
参考書・教科書
- ペペロンチーノとは「ニンニクとオリーブオイルと唐辛子のパスタ」だ。
- 使う調味料は、塩だ。材料は、唐辛子とオリーブオイルとニンニクだ。
- 鍋でパスタ麺を茹でる際に、塩を入れる。塩を入れるとパスタ麺にコシが出るからだ。
- フライパンでオリーブオイルと唐辛子を熱しておき、そこに茹でたパスタを混ぜて出来上がり。
- 【ポイント】後から味付けをしないこと。パスタ麺に塩の味がついているからだ。フライパンで熱する際に他の調味料を足してしまうと、味が濃くなりすぎてしまう。
では、普通の大学の入試問題から。
普通の大学
問)次のうちペペロンチーノに使われる材料を一つ選びなさい。
1、塩 2、唐辛子 3、砂糖 4、カボチャ
A)2、唐辛子
簡単ですね。全て選べとかなら、塩=調味料、唐辛子=材料を押さえておく必要があるので、ちょっと難しいんですけど、材料一つってくると唐辛子ですね。
普通の大学
問)「ニンニクとオリーブオイルと唐辛子のパスタ」とは何か。
1、ペペロンチーノ 2、ジェノベーゼ 3、ナポリタン 4、カルボナーラ
A)1、ペペロンチーノ
簡単ですね。参考書でガッツリ書かれてますね。
普通の大学
問)ペペロンチーノのパスタ麺を茹でる際にはAを入れる。Aに入る語を選べ。
1、塩 2、唐辛子 3、砂糖 4、カボチャ
A)1、塩
これも、参考書のままですね。
普通の大学
問)ペペロンチーノは仕上げに味付けはしない。その理由を答えよ。
A)麺に塩の味がついているため、味が濃くなりすぎてしまうから。
論述でもこんな感じです。
いかがでしょう。
参考書に書いていることが直球で出されるので、多少覚えていれば、まあ解けるんですね。
覚えてなくても、見たことがあれば解けるくらいに選択肢にヒントがたくさんありますね。
対して、難関大学は以下のような感じです。
難関大学の問題
問)次の文章を読み以下の設問に答えなさい。
私は今からペペロンチーノを作る。まず鍋にお湯を入れて沸騰させ、パスタ麺を入れて【A】を入れた。これは【B】ためだ。
次に、フライパンに【C】と【D】と【E】を入れ、熱した。
そこに茹で上がったパスタ麺を入れて、混ぜて完成させた。
語群)a,塩 b,胡椒 c,唐辛子 d,オリーブオイル e,ニンニク f,カボチャ
Q1)語群の中から、A、C、D、Eに入る言葉をそれぞれ選び、答えよ。
Q2) Bに入る言葉を12文字以内で答えよ。
Q3)次の文をそれぞれ読み、正しい場合は○を、誤りがある場合は×を記載せよ。
1、味付けの仕上げとして最後にコンソメを入れた。
2、ペペロンチーノとは「ニンニクと塩と唐辛子のパスタ」だ。
Q4)語群の中から、ペペロンチーノに使われる調味料を全て選べ。
Q1)語群の中から、A、C、D、Eに入る言葉をそれぞれ選び、答えよ。
A)A=a、C=c、D=d、E=e
CDEは順不同ですが、Aを外せません。ペペロンチーノと来たら、「塩、ニンニク、唐辛子、オリーブオイル」って用語を思い出す必要がある上に、パスタ麺を茹でるときに塩を入れるって知識をさりげなく聞いてるんですね。
Q2) Bに入る言葉を12文字以内で答えよ。
A)パスタ麺にコシを出す
塩を入れるって知識に加えて、その理由を答えさせてますね。あとは、この問題、受験生からすると「あれ、味を濃くするためだったっけ?」みたいな思いも出てきちゃうんですね。
Q3)次の文をそれぞれ読み、正しい場合は○を、誤りがある場合は×を記載せよ。
1、味付けの仕上げとして最後にコンソメを入れた。
2、ペペロンチーノとは「ニンニクと塩と唐辛子のパスタ」だ。
A)1=×、2=×
1は、参考書の【ポイント】の部分を聞いてます。ポイントを書けとか選べみたいに指されると答えられるんですが、この聞き方をされると、「ポイントを聞かれてるんだ」という事に気付けない場合がありますね。
2は、「ペペロンチーノとは」を正確に覚えているかどうかを確認している問題ですね。調味料として使われる塩という用語で引っ掛けてくるところが難易度を上げています。この項目だと、受験生にとってペペロンチーノは塩が出るってイメージが強くなるので、うっかり間違えます。
Q4)語群の中から、ペペロンチーノに使われる調味料を全て選べ。
A)a
「塩=調味料。
唐辛子・オリーブオイル・ニンニク=材料」
参考書にはっきりと書いてますね。選ぶのは「調味料」です。でも、うっかり唐辛子とかオリーブオイルとか選んじゃいそうですね。みなさん、塩とか唐辛子という用語を覚えようとするのですが、こういう基礎を見落とすんですね。例えば、英語でいうと、「自動詞は目的語を取らない」みたいな超基礎知識を、この問題のような形で聞いてくるので、案外みなさん間違います。
なんとなく、伝わったでしょうか。
かなり説明しずらかったのですが、伝わっていると嬉しいです。
要するに、難関大学もそうでない大学も、同じ知識を聞いてるんです。
ただその聞き方が違うので、難易度が変わる。
だからやるべきことは同じなんです。
この例でいえば、参考書に書いてあるペペロンチーノの内容をしっかり暗記していれば、どの大学でも対応できるんです。
難関大学の場合は、その暗記の精度の高さが要求されるわけですね。
それが難関大学が難関である所以です。
つまり、皆さんがイメージしているような
・特定の授業や参考書、知識に触れていなければ解けないような問題
・知識があることは前提とした上で、さらに優れた思考力が要求されるような問題
・覚えていても解けないような問題
は、出ません!!
(出るかもしれませんが、それを落としたところで合否に影響を与えるレベルの失点には繋がりません。まともな問題だけを問いていれば合格点は取れます。)
参考書をしっかり暗記しておけば、必ず解けます。
出題範囲も求められていることも同じです。
長くなったのでまとめると、どの大学も出題範囲が同じで、聞かれることも決まっているので、どの大学志望でもやるべきことは同じ。
そして、参考書の内容を覚えていれば、どの大学でも受かるということです。
特別なことなんて必要ない(くれぐれも大学別の対策とか大学別の授業とかそんなものに惹かれないように。必要ありません)。
だからみんな特別な事情が無い限り、早慶目指そうね。
ってことです笑。
難関大学の試験問題の90%以上が基礎(暗記)問題
さて、努力次第で早慶合格は可能、頭の良し悪しは関係ないということをご理解いただけたところで、学習の話に入って行きたいと思います。
ここまで読んでくださったみなさん。この事実を知ってしまったからには、あなたはもう合格を掴み取るしかありません。
だって、才能や地頭が必要ないんですから。
努力で合格できてしまう仕組みなんですから。
これで合格できなかったら、あなたは「本気で努力」できなかったということになります。
だから、もっと実践的な話を聞きたいですよね。どうすれば受かるのか。
ここからのお話はあなたたちにとって、非常に有益な物になると思います。
これからお伝えする内容を踏まえた上で学習を進めてください。
前の項目では難関大学がなぜ難関かを説明しました、
ざっくりといえば、問い方が、他の多くの大学とは違うから。
そうです。
どの大学においても、皆さんの想像される「高度な思考力が要求される応用問題」みたいなものは出題されないのです。
正確に言えば、出題されてもみんな解けないから、合否に影響しない。
ズバリ結論を言います。
難関大学の入試問題の90%以上が基礎問題で構成されています。
皆さんがこれからするべきことは、「これは出題されるよ」という定番の知識を暗記することです。
具体的に言えば、各分野の参考書を1冊ずつ完璧にするのです。
(分野とは、英語でいえば、英単語・英熟語・英文法・英文解釈。当塾ではそのように、必要とされる知識を分野に分けて考えています。)
試しに、志望校の過去問を、お手持ちの参考書を片手に解いてみてください。
時間をかけて、よく考えれば、9割以上は正答できるはずです。
正答できなくても、解説を読んでみれば、それが参考書のどの箇所の知識を問うている問題か、くらいは分かるはずです。
つまり、お手持ちの参考書に答えは全て書かれているのです。
大学受験はカンニングし放題。これで落ちるって努力不足か持ち込む資料を間違ってるだけ
早めに訂正しておきます笑
本当にカンニングする訳ではありませんよ。
これは、初めての面談でよく生徒と展開される会話です。
私「これから1年勉強して、早稲田に絶対に合格できる?」
生徒「絶対とは言い切れません。。自信ないです。」
私「じゃあ、好きな参考書とか用語集とか全部持ち込めて、その上で時間無制限やったらどう?」
生徒「それやったらいけそう」
私「じゃあ、持ち込んだらええやん」
生徒「え、カンニングやん」
私「そうやで?あ、でもホンマに持ち込んだらあかんで。」
生徒「じゃあ、どうするん?」
私「頭に詰めていくんよ。これさえ持ち込んだら絶対受かるっていう参考書を何冊か選んで、頭に詰めていくんよ。」
生徒「。。」
私「受験勉強は、そのための期間やで。これ持ち込んだら絶対受かる!!って厳選した参考書をせっせと頭に詰めていくための期間やねん。」
ここで一つ、例え話を。
ドラマとかアニメでみたことがありませんか?
テストの前日とかに職員室に忍び込んで、問題と解答を盗むみたいなシーン。
もしあなたがその立場ならどう思います?
テストの内容を知れた時点で「勝った!!」と思いますよね。
はい、皆さんその状態です。
受験勉強はその状態から始まっています。
もうすでに勝ってるんですよ。出る問題が分かってるんですから。
それが一冊にまとめられてるんですから。
「今から一年で、この参考書を覚え切ることはできる?この参考書を覚えたらテストは受けずに慶応に入れるならどう?」
と、聞くと、「それならいけそう」と返ってきます。
それをすれば受かりますよ。
一回やってみてください。一冊を完璧にしてみてください。
本当に見える世界が変わりますよ。
すでに勝ってるのに、落ちるということは、自ら負けにいったということです。
どうやって負けるのか。
もうわかりますね。
ライバルは受験生。大学ではありません。
難関大学の入試問題の90%以上が基礎問題で構成されている。
難関大学の問題が難しいのは、参考書に載っていないからでも、予備校で特別な解法を教わっていないと解けないような高度な問題だからでもなく、
基礎問題と基礎問題が混ざり合い、複雑になっているだけ。
と、言われても、唸るような難しい問題、解きたくなりますよね。
早慶目指してるのに、明らかに簡単な基礎的な問題ばかりやっていると不安になりますよね。
「ホンマにこれでいけるんか?」って。
自分が英単語に2時間かけてる中、周りの受験生がガンガン英語長文読んでると、不安になりますよね。
安心してください。
周りより点数が取れてれば良いんです。
あなたの想像の中のイカツイ受験生に勝つ必要も、大学の入試問題の作成者に勝つ必要もない。
周りの一般的な受験生にさえ勝てば良いんです。
なぜならみんな同じ参考書を使っているからです。特別な人なんていないからです。
いたとしてもそういう人が大学の定員数集まることなどありえないですよね。
みんなが50点なら、あなたは51点取れば大合格なんです。
だから、参考書に必ず載ってあるような基礎的な問題を落とさなければ良いんです。
逆に、どの参考書にも載っている基礎的な問題を落とすということはそれだけ敗因が増えるということです。
つまり、みんなが当然正答できるであろう問題を一点も落とさなければ、受かる。ということです。
「マニアしか解かれへんやろ」という問題は落としても良いんです。
あなたが考えるべきことは
「どれだけ取れるか」ではなく、
「取れるべき問題をどれだけ落とさないか」です。
慶応の受験生は、そのような問題を落としません。
だから、全体のレベルが上がるんですね。
逆に入試難易度の低い大学の受験生は、バンバン落とします。
はい。バンバン落とします。
だから基礎問題解いてれば、合格できるんです。
みんな同じ時間を与えられて、同じ参考書で勉強しています。
この英単語帳には載ってるけど、他には載っていないみたいな英単語はありませんし、あったとしてもその知識はゴミです。出ません。
問題集はサンプル集。単語帳・文法書は問題を解くための材料図鑑。
生徒「先生、そろそろ長文問題集とか過去問とか取り組んだ方がいいんじゃないでしょうか」
私「なるほど。もう英単語は全部覚えたん?」
生徒「3分の1くらいは。」
私「じゃあ、残りの3分の1覚えてからやな」
生徒「え、間に合うんですか?」
私「間に合うもなにも君の目的は何?本番で点取ることちゃうの?」
生徒「そうです」
私「英語長文って、何で構成されてたっけ」
生徒「英単語、ですか?」
私「そうやな。で、この英単語で構成されてるよ!ってあらかじめ丁寧に抽出してリストにしてくれてる便利な本あったやん、なんやったっけ」
生徒「英単語帳です。」
私「そうそう!で、その英単語がどんなルールで並べられてるかを全部説明してくれてる便利な本もあったやん」
生徒「英文法書ですか」
私「そう!じゃあ、それ先にやったほうが早くない?君が受験会場に持ち込むなら、どっち持ち込む?「こっから出ます!!」って綺麗に知識だけを整理してくれてる本と、知識がランダムに散らばった出るか出えへんかも分からん過去問と」
生徒「前者です」
参考書を完璧にすれば良いっていうのは、分かった。
でも、一体何をすれば良いの?どの参考書を選べば良いの?
これが皆さんが思うところですね。
結論から伝えると、
知識をまとめた参考書を徹底して覚えます。
具体的には、
英語→英単語帳・英熟語帳・英文法書・英文解釈の解説書
日本史世界史→事柄や時系列を説明した流れ本・用語集
を優先して学習する。
なぜかって。
これが出るからです。
料理をイメージしてみてください。
冷蔵庫を開けると、味噌とだしの素とわかめが入っていました。
味噌汁を作ります。
普通の流れですよね。
では、あなたは味噌汁を作りたいとします。
冷蔵庫を開けるとわかめが入っていました。
味噌がありません。
味噌汁作れますか?
無理です。
買いに行きますね。味噌を。
もし、入試が味噌汁を作る試験だとして、レシピだけを持ち込みますか?
材料は必須ですよね。
どんなにたくさんレシピを知っていても、材料が揃ってなければ作れませんよね。
英単語を覚えていないのに、英語長文を読むというのは、
材料を用意することなく、ただひたすらレシピだけを眺めてるのと同じです。
英単語や英文法は材料。
問題集はレシピ集です。「この材料を使えばこんな料理が作れるんですよーー」という感じのやつです。
まとめますと、
・「大学側がどんな材料で問題を作るか。何を聞いてくるかを全部まとめました!大学はここから問題を作っています!」という材料図鑑が英単語帳などの参考書です。
・「大学側が先ほどの材料を使って実際に作った問題のサンプルをまとめました。皆さんが材料を揃えているかをこんな感じで確認してきます!参考にしてください!」という問題のサンプル集が問題集や過去問題集です。
だから、「問題集で学習する」というのは非効率です。
まずは英単語帳などの参考書で学び、その後、「本当にその知識が頭に入っているか」「実戦ではどのように問われるのか、どう答えれば良いのか」を確認する作業を問題集でおこないます。
「初めて学ぶ」は10%、繰り返し復習が90%
生徒「先生、そろそろ新しいことさせてください。もう渡された参考書終わらせました!もっとハイレベルなことやりたいです!」
私「お、じゃあ英文法と単語のテストしてみよか。」
生徒「いや、いつまで英単語と英文法やるんですか。」
私「まあまあ、一回やってみてよ。」
ーーー数日後ーーー
生徒「80点でした。ね!結構頑張ってるでしょ。」
私「まだまだやな。100点取らな落ちるで。もし、君が失点した20点分の知識で本番の問題が構成されてたらどうする?君0点やで。復習ちゃんとやってる?」
生徒「ホンマにちゃんとやってますよ。めっちゃ頑張ってますよ。」
私「うん。先生は分かってるで。よく頑張ってるの分かってる。でも大学は分かってくれへんねん。君がいくら「僕やりました!」って話して伝えても伝わらへんねん。やりましたよ!ってことを答案で伝えやなあかん。その返答が合否やねん。」
生徒「そういわれると、やばい気がする。。長文とかリスニングとかまだまだやってないことあるし、ホンマに間に合うんですかね。」
私「え、やってないことって何?もう全部やってるで。あとは一回やったことを完璧にするだけよ。今回のテストで100点とってたら、もう指導やめてもええって思ってたんや。」
生徒「どうゆうことですか」
私「だって、試験問題って、覚えてるかどうかのチェックやろ?じゃあ、全部覚えてたら自ずと点は取れるやん。で、入塾の時に指定した参考書が君のスタートでありゴールやねん。あと、数ヶ月残ってるんやで。あと数ヶ月で2割を覚えたらええ。間に合うやろ?」
繰り返しになり恐縮ですが、大事なことなので。
皆さん勘違いしがちですが、大学受験においてやるべきことは、実はそんなに多くありません。
出題される範囲が決まっていて、何が出題されるか、どう答えればいいか。それは全て参考書にまとまっています。
どの分野も1冊の参考書にまとまっています。
それを完璧にするのが受験勉強です。
大学受験の勉強で「初めて学ぶ項目」というのは、全体の10%程度で、90%が復習だと思ってください。
学習期間が10ヶ月だとすると、最初の1ヶ月は「初めて学ぶ項目を理解する期間」で、残りの9ヶ月は何度も同じ事を繰り返すだけです。
9月になっても10月になっても新しいことを学びだす受験生や、先生の指示で、段階的に学習させられ、12月頃にやっとすべての項目を学び終える受験生がいますが本当に非効率で、もったい無いです。
たった1冊、されど1冊。
これを完璧にするのが、難しいんですよ。
なぜなら、情報や不安、甘えに惑わされて、それだけに集中できないから。
あれこれといろんなことに時間をさいてしまうから。
もうやめましょう。
黙って覚えましょう。
何にも目もくれずひたすら同じ参考書を読み返しましょう。
そうすれば、参考書数冊程度。嫌でも覚えてしまいますよ。
一言でいえば、暗記。暗記ができるかどうか。英語長文、リスニング?それも暗記です。
生徒「僕、現役の時めっちゃリスニング苦手やったんですよ。今年もそれが心配で。。」
私「そうなん?でも君、この半年で暗記はできるって自信ついたやろ」
生徒「まあ、単純に覚えるだけなら頑張れますけど」
私「ほな大丈夫!リスニングも暗記やから」
生徒「え、そうなんですか?」
私「そうやで。スクリプト読んだら理解できるやろ?」
生徒「去年はできなかったけど、今ならスクリプトくらいは読めます」
私「そう。去年の君がリスニング苦手やったんは、耳の問題じゃない。英文法英単語が入ってなかったからなんよ。文字で読んで分からんもんは、耳で聞いても分からん。問題は耳にあるんじゃなくて、単に知識不足やねん。」
生徒「なるほど。でもスクリプトを理解できる今でも、聞き取れませんよ?」
私「それはね。英語独特の発音を覚えてないからやねん。例えば、「get out」って文字で読んだら「出ていけ!」みたいに訳せるやろ。でもあいつら「ゲラウト」って言いよんねんな。でも、ゲラウトがゲットアウトってことを知ってたら、問題ないやろ?」
生徒「なるほど!」
皆さん。ここで一つ大事なことを伝えます。
「〇〇が苦手」
この言葉もう一生使わないでください。
「〇〇が苦手」ではなく、
「〇〇を覚えていないから、〇〇ができない」
です。
大学受験の科目は全て、暗記問題です。
大学受験の失点は全て、知識不足で説明できます。
詳しい話は、入塾いただければ面談で話しますが、リスニングも英語長文も、全部暗記です。
そりゃあ、多少の慣れはありますよ。
例えば、嵐の櫻井君のラップパート。
最初は聞き取れませんね。なんて言ってるか分からない。
だけど、歌詞カードを読みながら口ずさんでると、次第に聞き取れるようになる。
(出てくる言葉が全部古いか。。執筆時点私は29才です。。昔はね、TSUTAYAさんとかに歌詞カードが置いてあって、新曲が出るとそうゆうのを拾いに行ったんですよ。)
でもちょっと口ずさんだだけで、理解できるようになるのは、聞き取れるようになるのは、日本語が分かっているからです。
試しにエミネムで同じことをやってみてください。(すみません。知らなければエミネム調べてね。手始めに「Rap God」から……)
多分、一生理解できません。
英語長文が読めないのは、英語長文を読むための知識が足りていないから。
リスニングができないのは、問題を解くための知識が足りていないから。
逆に知識さえ入っていれば、ほんの少しの練習ですぐに点が取れるようになりますよ。
結論。やるべきことを正しく選択し、決めたことをやりきって、やったことの証明として回答用紙を埋めれば合格
いきなりですが、結論に入ります。
このままだと本一冊書けてしまいそうなので、、
あなたが、今から合格のために「やるべきこと」は以下の通りです。
①やることを決める。
今までの話をベースに説明すると、「試験本番に持ち込むべき参考書」を決めるということです。
「全部!!」と言いたいところですが、何年もあるならまだしも、大体の場合1年程しか時間がありません。
でもその必要はありません。大体どの参考書も同じことを書いていますから。
大事なことは、内容の重複を避けることです。
参考書はね、取り組んだら最後。絶対に完璧にしなければいけません。だからあれもこれもやってるような時間は残っていません。
厳選してください。
各分野1冊ずつが基本です。
少なくとも、英単語帳を2冊覚えるみたいな、時間を無駄にすることはやめてください(早慶で合格点を取るに足る英単語量という前提でお話すれば、何千単語も収録されているような分厚い単語帳は必要ありません。2000単語もあればむしろ多いくらいです。これも皆さん勘違いしがちなのですが、ここで説明するとボリュームが恐ろしい事になるので、割愛します。無料面談でお待ちしております……)。
先にも述べたように、受かる受験生は、ひたすら同じことをやって、やったことを完璧にすることで合格をつかんでいます。
私が受験生の頃は、慶応の入試問題を、手元の参考書で解いてみて、この参考書で本当に行けるかということを確認していました。
「これさえ覚えれば合格できる!」という確証を得て安心したかったからですね。
参考に。
当塾では、年間のスケジュールと、受験開始から本番までにやるべきことを記載した学習チェックリストを、志望校に照らして、最初に作成するので、ご安心ください。
②計画は、やるべきことを本番までに確実にやりきれるように立てる。
ここは例えから。
・あなたは3日後にテストを受ける
・それまでに3冊の参考書に取り組む必要がある。
・そのテストは参考書の内容さえ覚えていれば合格できる。
この条件でスケジュールを立てる際に、
1日目 1冊目の参考書に取り組む
2日目 2冊目の参考書に取り組む
3日目 3冊目の参考書に取り組む
というようなスケジュールを立ててしまいませんか?
これはアウトです。
1日目 3冊の参考書全てに取り組む
2日目 昨日取り組んだ箇所の中で覚えていない箇所を覚える
3日目 全体を復習し、覚えていない箇所や忘れてしまった箇所を抽出し、それを覚える。
が正解です。
この例は極端ですが(わかりにくいかもですね。すみません)、
何を伝えたいかというと、
「やるべきこと」を”やるため”の計画を作るのではなくて、”やったと言える(つまり、身についた)状態になるため”の計画を作るのです。
受験とは、「今までやってきたことを、本番でどれだけ覚えているか」の勝負です。
その判定が合否です。
だから、最終目標を、「取り組んだ内容を全て本番で覚えている状態」に設定しておく必要があります。
参考書に取り組むとか、問題集を解くだけで終わってしまうスケジュールを立ててはいけません。
取り組んだ内容が身についていなければ、やっていないのと同じなのですから。
スケジュールを組むときは、
1、復習の時間を、初学の4倍はとっておくこと。
2、配点の高い科目、英語と社会に集中した配分にすること。
3、社会を本番までにやりきれることを想定しつつも、英語を最優先にした順番で組むこと
4、過去問や問題演習などのアウトプットは後半にまとめること。
5、英単語の多義語、リスニング、会話文(英語)、小論文、古文、漢文等は後半に。
を意識しつつ、志望校のレベルと残り日数から逆算して、組んでください。
(※2、3に関しては、題を付して説明しなければならないほど重要なことなのですが、ここで説明するにはあまりにも長くなりすぎるので、すみませんが、無料面談で説明させてください。)
(※4に関しても、基本的には過去問演習は必須事項ではありません。ただ、やった方が良い場合もあり、その場合はやるなら後半で。という意味です。この点も各生徒の学習状況によるので一概には言えません。うちの生徒でも取り組む方もいれば、取り組まずにそのまま受験に臨む方もいます。ここも、ご自身で判断できないようであればぜひ当塾に入塾を)
(※5に関しても、一概にはいえず、学習状況や学習に割ける時間等から判断したい項目です。ただ、英語や社会の基礎ができていない状態で取り組むべき内容ではないという事に関しては全受験生において共通といえます。スケジュールを組む際には、これらの学習が後々入ってくる可能性があるということを想定して、あらかじめその枠を確保しておくようにしてください。そして、学習がある程度進んだ段階で、その時点での学習状況と、志望校・学部の受験科目等から、判断して、その枠に学習を振り分けるようにしてください。わからなければ入塾を)
そして、何より大事なのは、
計画通りに行かないということを仮定して計画を組んでください。
計画が少しずれれば破綻するようなスケジュールは、もはや計画とは呼べません。
実現しないからです。
確実に物事を達成できるように、計画を組んでいるのに、
少しのズレで破綻するのなら、計画を立てる意味がありません。
単純ですが、見落としがちな点です。
当塾では、これらを踏まえたスケジュールを組むことはもちろん、毎週の面談で学習状況を把握し、生徒と一緒に、スケジュールの修正を行っていきますので、ご安心ください。
また、面談毎に週間チェックリストという、スケジュールに沿った一週間の課題を決めて出します。1週間単位でやるべき事が明確になるので、スムーズに学習に取り組むことができる上、計画が大幅にずれることはありません。
③大きく立てた計画を元に、1ヶ月単位、1週間単位とやるべきことを明確にしていく。
日々のやるべきことを明確にしておくということですね。
そうすることで、毎日余計なことに悩まずにインプットに励むことができます。
この時点で気付くはずです。「やべ!時間がない!」って。
みなさんこの文章を読んでいる段階では、まだ時間が十分に残っていると感じていると思います。
でもそれは、やるべきことを認識していないだけの話で、一度認識してしまえばもう大変。圧倒的な時間の無さに気付きます。
だから、早くやるんですよ!!
当塾では、1週間ごとに課題を設定する上、その課題の意図(何のためにこれをやるか、どうゆう状態になれば「やった」ことになるのか)を、面談で詳しく説明します。
1週間後にどのような状態になっていれば良いのか。が分かるので、毎週毎週無駄にすることなく、目標に近づくことができます。
④決めたからにはやる!行動する!そして、受験本番まで、やり通す!!
これです。やるんです。
計画を立てるまでは、みんなやるんですよ。
立てるまでは。。
やり通すための計画です。やらなければ意味がありません。
受験は「やったかどうか」を確認する試験なので、やってなければ、落ちます!!!
やったら、受かります!!
ごちゃごちゃ考えずにやる!!
モチベーションとか関係ない!強い意志でやりきる!!
モチベーション落ちてもやる!!
やることでモチベーションを上げる!!
気分が下がってもやる!!
やったから気分が上がる!!!
やってないのにモヤモヤしない!!!
やったのにできないならモヤモヤするのはOK!
でも大概はやってないからモヤモヤするんです!!
興奮してすみません。
やるんですよ。
毎日このページにきて、この箇所だけでも読んでください。
そして気持ちを奮い立たせて、やる!!
当塾では、面談や、ラインでもこのように精神的なサポートを継続していくのでご安心ください。担当の講師にラインで24時間相談することができます。
分からない問題があれば、悩みがあれば、写メを撮って送信。即解決。
もちろん、ただただ答えを教える訳ではありませんよ。「分からない」という気持ちや原因自体を改善できるように一緒に考えます。
だから、実際に学習するのは、あなたです。
⑤常に目標とスケジュールを確認し、今やっていることの意図と意味を理解する。
すでに勉強を始めているみなさん。
今やっている勉強の意味、何のためにやっているかという意図を理解していますか?
ただ漠然と、予備校の先生に言われたことをやってませんか?
ただ漠然と、手元の参考書を読んでませんか?
それで本当にゴールまでたどり着けますか?
今、やっている行動が何に繋がるのか。
何のためにやっているのか。
やったら何ができるようになって、それができないとどう困るのか。
それを意識してから、行動しましょう。
そうすることで、同じ取り組みでも吸収量が変わってきます。
当塾では、新しい学習に入る際に、必ず、「これをやる意図」「これをやることでどうなるのか、なぜ必要なのか」「やらなければ、本番でどのように困るのか」を説明します。意図を理解していただくことで、学習に自主性を持たせたいからです。これを意識するだけで伸び具合が本当に違います。
⑤最初に決めたこと。目標。気持ち。やってきたことを忘れない。
みんなね。忘れるんです。
忘れるから落ちるんです。
継続できないんですね。
だって、受験生といえども学校とか家庭とか友達とか、色々あるから。
今、持ってるやる気。
今までやってきたこと。
最初に掲げた目標と「いける!!」って気持ち。
忘れないでね。
忘れなければ受かりますよ。
大丈夫。
当塾では、1日の終わりに日報を送信することを義務付けています。
日報には、今日やったこと、感想、明日やること、目標、等を書き込みます(担当の講師とその生徒だけが入れる日報専用のグループライン)。
それを毎日我々はチェックします。
日報の目的は、我々講師が生徒の学習状況や精神状態を把握するためでもありますが、最たる目的はそこにはありません。
生徒自身が、今までやってきた努力を忘れないためにあります。
不安になった時に日報を見返せば、受験会場で日報を見返せば、力が湧いてくるでしょう。
また、一日に意味を持たせる、という側面もあります。
今日自分は何をできるようになったか。昨日と何が変わったか。明日は何を目標にしてどう動くか。
これを意識した上で日々を過ごすのとそうでないのとでは、時間の価値が変わってきます。
日報の送信が無い日は、こちらも「何かあったの?」となるので、次の面談の日まで1週間ダラダラ過ごしてしまうみたいなことを防ぐことができ、1日単位でメリハリを持たせることが可能です。
お金をかけるべきは塾?授業?学習環境?違います!受験そのものです!!!
ここで一つ余談ですが、
「受験は金がかかる」
よく聞きますよね。
これは紛れもない事実です。
正確には、「自分の実力に見合った結果を出すためには金がかかる」です。
さて、何にお金がかかると思います?
塾?参考書?自習室?
違います。
受験料(1学部25,000~35,000円)です。
受けましょう。滑り止め。
受けましょう。たくさん。
塾や自習室にお金をかけるくらいなら、きちんと勉強して受験にお金をかけましょう。
なぜこの話を挟んだかというとですね。
我々のような受験のプロと、受験生やそのご家族に、受験費用に関する認識のギャップがあるように、常々感じているからです。
そして、そのギャップが、受験生自身の受験結果を大きく変えてしまうことがあります。
少し前の生徒の話をします。
最終的に明治大学に合格した生徒のお話です。
その子は入塾当初から非常に真面目で、一緒に立てたスケジュールや課題を懸命に取り組み、積極的に質問をしてくれるような子でした。
今まで出来なかったことができるようになった時には素直に喜び、それを楽しそうに話してくれるような明るい子でしたが、反面神経質な部分もあり、不安が大きくなって学習が止まったり、面談で泣いてしまうようなこともありました。
神経質な部分は少々心配でしたが、やるべきことはきちんとやっている状態なので、マーチ早慶に合格する学力は持っていると判断していました。
当塾では、何回か面談を重ねて、二人で受験スケジュールを立てていくのですが、結果的に早慶マーチレベルで合わせて15行受けることになりました。
この受験校の数を聞いて、みなさんはどう思いますか?
多いと感じますか?
感じますよね。
でも私は多いとは感じません。
もちろん家庭の事情等もあるので、生徒に強要することはしません絶対に。
ですが、早慶マーチレベルの大学を目指すなら、このくらいの受験校数が普通だと考えています。
なぜなら、いくら「やるべきこと」を全てやってきたとしても、それが本番に完璧な状態で身に付いていることは難しいからです(それが理想だけど現実的にはってことです)。
たまたま覚えていない箇所がたくさん出ることだってあります。
本番緊張して、頭が真っ白に、そして時間切れ。みたいなこともあります。
体調を崩すかもしれません。風邪を引くかもしれません。
アクシデントも想定しておかなければいけません。
生徒の話に戻ります。
受験期間、前半に受けた大学の合否が発表されていくなか、なかなか「合格」の言葉を聞けずにいました。
しかし、私は不安はありませんでした。
「これだけ受けてれば彼女の実力通りの結果が出る」
そう思える数を受けてもらっていたからです。
マーチ以上の実力を持っていると確信できる学習に彼女が取り組んできたと知っていたからです。
そして、この子は明治大学商学部に見事合格しました(先生も人間。実は内心ハラハラだったので、泣きました笑。ありがとう!)。
しかし、それ以外の大学は全て落ちています。
もし、明治大の商学部に出願していなかったら。ゾッとしますね。
本来は明治大学の学生になれる実力を持っていたのに、それ以下の大学生になるか、もう一年受験生を続けるか、ということになってしまいます。
実はあったんですよ。受験校を決める面談の時に、「こんなに受けても本当に意味あるのか」みたいな会話もね。
本当に受けておいてよかったですね。
たくさんいると思いますよ。
本当は受かっていたのに、受験校が少ないから、実力通りの大学に行けなかった受験生が。
それは本当に勿体無いことだと思います。
せっかく頑張ったんですからやっぱり実力通りの大学に行きたいですよね。行ってほしい。
もちろん、実力が伴っていなければ、どれだけ受けても受かりませんよ。
実力以上の結果(やってきたこと以上の結果)は絶対に出ません。
その逆はあり得ます。
万全を尽くしてください。
せっかく頑張ってきたんですから。
実力があれば、受かります。
が、実力を出し切れるように万全を尽くしましょう。
万全を尽くして落ちたのなら、「実力がなかった。努力が足りなかった」と思えるので、後悔ないでしょう。
だけど、「ほんまは受かってたのに!!!」っていう気持ちは多分一生残りますよ。
当塾では、このような想いがあるため、指導料金を一律月額35,000円に設定しています。
誰が見ても安いと思います。
他塾や予備校に行った場合にかかるお金との差額分を全部入試につぎ込んでください!って思います。
この価格設定の背景には、上述のようなことがあるんですね。
だから、「安かろう悪かろう」ではないので、安心してくださいね。
NEOREC先進塾の料金
- 入塾金 25,000円
- 月額料金 35,000円
ネオリック先進塾は月額制です。受験勉強の途中で「今は塾が必要ないな。」と感じた場合には、サービスを一時停止し、「受験校選定や志望校別対策など」塾の力が必要になった時に再開するということもできます。もちろん、一時停止中には、月額料金は発生しません。サービス再開の際には、入塾金は不要です。
落ちる受験生の特徴(君たちがやってはいけないこと)
ここまでは、これから受験勉強を始める受験生が「やるべきこと」について説明してきました。
これまでの内容を理解し、受験本番まで勉強に集中すれば、そうそう志望校を落とすことはないでしょう。
でも、
・出る問題は分かっている。
・暗記すれば合格できる。
・覚えなければいけない。
・時間がないから作戦を念蜜に。
なんてことは誰でも分かってくるんです。(もちろん、それすら分からず闇雲に悩んで、時間と努力を非効率に浪費してしまう人が多いのも事実ですが)
上記のことを分かるっていうのは、
まだ土俵に立っただけのことで、実際にこれから行動に移し、それを本番まで継続する必要があります。
しかし、それが難しい。
なぜ、難しいのか。なぜ落ちるのか。
それを今から解説します。
下記のことを、頭に入れて、「こうならないように」注意してください。(反面教師ってやつです)
なお、「やってはいけないこと」は「やるべきこと」の裏返しでもあるので、内容が重複しているように感じるかもしれませんが、その点はご了承ください。
同じ内容でも、違う角度から考えてみることで、腑に落ち具合が増すので、めげずに最後まで読んでください。
そもそもの計画が間違っている。
スケジュールには「”自分にとって”合格にするために必要な項目」だけを詰め込むようにしてください。
それ以外は基本的には入れない。
計画を立てているときは、「あれもこれも」と参考書を引っ張り出し、まだその段階に至っていない先のことまで心配したり、してしまいます。
他塾のスケジュールを見せてもらっても「これいる?」というような「やっておいた方が良いけど、必須ではない」項目が多数含まれていることがあります。
万全を期すために”あれもこれも”やっておきたい、という気持ちは分かります。
だけど、こう考えてください。
「とりあえず必須のものだけ完璧にやる」
「それが終わった後の余った期間で必要な物を足せば良い」
英語長文やりたいのわかります。過去問やりたいの分かります。
それらが必要ないとは言いません。
でもそれ以上にやらなければいけないことがある。
英単語などの基礎知識の暗記です。
それらの必須の項目を最優先に考え、それらを完璧に終わらせるための計画を立ててください。
「やりたいこと・やっておいた方が良いこと」と「やるべきこと」に分けて、
「やるべきこと」を完璧に「やった状態」にできるようなスケジュールを組む。
そしてそのスケジュールを先取り先取りで終わらせて、時間が余ったなぁ次は何しようか。という状態で、「やっておいた方が良いこと」を後からやれば良いのです。
「やるべきこと」を後ろに回してしまうと、本当に辛いですよ。
当塾では、初回の面談で志望校と現在の状況、学習に避ける時間等を鑑みたスケジュールを話し合いながら一緒に組みます。そして、その後週一回の面談や日常のラインのやりとりから、学習状況を把握し、適時スケジュールを最適化していきます。
スケジュールの意味を理解していない。
スケジュールは、自分のために立てています。
スケジュールに正解はありません。
自分が、残り期間で、やるべきことをやりきるための、作戦です。
やるべきことを間違えたり、やらなくても良いことに時間を使ってしまったりして、時間を無駄に使わないために立てています。
一生懸命頑張ってきたけど、やり方が間違っていて(もしくは身についていなくて)、結局残った期間は3ヶ月。今から、やり直さなければならない。
なんてことになればもう目も当てられません。
先の項目でお話したように、「必須のものだけ」詰め込んでいる訳ですから、「ただやっただけ」ではだめです。身についていなければ意味がありません。
なので、身についていることを実感しながら進める必要があり、身についていなければ、途中でスケジュールを変更する必要があります。
そのために、スケジュールの項目の意味と意図を理解してから学習を進めてください。
「その通りに実践できれば絶対に合格できる(と自分が確信が持てる)」と思えるレベルまで自身のスケジュールへの理解の精度を高めてください。
そうしなければ、「やっただけ」の状態のまま先に進んでしまい、途中で何が何だかわからなくなります。
また、そうしておくことで、(後のメンタルの話にもつながりますが、)やり終えた時に、絶対の自信を持って勝負に挑むことができます。
そもそものスケジュールに自信を持っていないと、やり終えても常に「本当に大丈夫だろうか」という疑念が残ります。
だから、塾や予備校でスケジュールを組んでもらう方も、自分で組む方も、必ずそのスケジュールの項目ひとつひとつを理解してから、学習に入ってください。
「なぜそのタイミングでこれをやるのか」、「なぜこの項目の後にこれをやるのか」
それを理解していなければスケジュールを立ててもその通りに実践はできないでしょう。
スケジュールの意図さえ理解していれば、多少のズレがあっても自分で正しく修正することができます。
自分の学習が進むにつれて得た「気付き」や「不安」を後からスケジュールに取り入れることもできます。
当塾では、新しい学習に入る際に、「何のためにこれをするのか」「どの状態になっていればクリアなのか」「これが実際の受験ではどのように得点に繋がるのか」という学習の意図を毎回、分かるまで面談で説明します。
また、「なぜ今この学習に力を入れているのか」「何のためにこの分野を学習せずにいるのか(後に回しているのか)」「今一番大事な学習は何か」ということをスケジュールベースで常に伝えます。
やるべきことを理解していない。勉強が目的になっている。
上の題と被りますが、これ大事なので、あえて題名にしました。
説明はほぼ同じです。
自分のやることについて「なぜそれをやるか、何のためにやっているか、ゴールはどこか」を理解していなければ、思うようには身につきません。
単に英単語を覚えるにしても、
「文章を読むためを想定した英単語」と、「十分後の単語テストで回答するために覚えた英単語」では、覚え方も精度も違いますよね。
意図を理解していなければ、些細なところで必ず歪みが生まれます。
「英単語を覚えたら受かる」と聞けば「それはなぜか」を考える必要があります。
それを考えずに、ひたすら英単語を覚えても、「英単語を覚えたら受かる」と発言した人にとっての「英単語を覚えた」状態とは全く別のものになっている可能性が高いです。
また、意図を理解していないと、無駄が生まれます。
明日世界史の用語のテストがあるとして、出題者に「用語を10個覚えておいてください」と言われたとします。
そこであなたは、記述式の問題だと想定して、用語を覚えるだけではなく、漢字まで覚えたとします。試験直前の見直し等を含めて、あなたはその学習に5時間も費やしました。
実際テストを受けてみると4択の中から1つを記号で選ばせる簡単な問題でした。
あなたはどう思います?
「あそこまでやる必要なかったやんけ!!」って思いますよね。
初めから覚えるレベルを知っていれば、意図を知っていれば、その5時間を他のことに使えましたよね。
逆も然りです。
4択だろうと想定して、その様に対策しておくと、実は記述で大爆死もあり得ます。その場合は、そのために割いた時間の全て無駄になりますね。
「何のためにこの学習をやるか」
「どのような状態がゴールか」
を常に意識しておいてください。
当塾では、例えば、英単語を覚える際にも、その範囲と期日、そして「今の段階では、どのような状態が覚えたことになるのか」を面談やラインで伝えます。
「知識」で説明できない類の勉強法に取り組む。
この勉強をするのは「〇〇」を習得するため
この勉強をするのは「〇〇すること」に慣れるため
というように、この学習で何ができるようになるのかを具体的に説明できる勉強以外には取り組まないでください。
時間の無駄です。
「過去問10年分ひたすら解いて合格した」
「英語長文とにかく読みまくったら英語読めるようになった」
この手の話を聞いて「よっしゃ!やってみよう」と思ってしまうあなた。
危険です。
「大学受験は全て知識で説明がつく。だから暗記以外の学習は基本的には非効率」
この言葉を胸に刻んでください。
過去問を解きまくって合格した人は、過去問を解いたことによって知識が増えて、それによって得た知識がたまたま本番で出ただけです。
英語長文とにかく読みまくったら、読めるようになったという人は、読んでいる内に英語長文の中に出てきた英単語を覚えて、英単語の知識量が増えて、読める英文が増えただけです。
過去問を解いた→受かった
だから
受かるために→過去問を解く
は間違いです。
過去問を解く→知識が増えた→受かった
だから
受かるために→知識を増やす
が正解です。
それだったら、過去問を解く時間を、初めから、暗記(知識を増やす)に当てた方が網羅性もあって効率的じゃないですか??
もう一つこのテーマでお話を。
これは、私が大学生の時に、大きな予備校でチューターとして働いていた時のお話です。
ある生徒が英語長文や例文が掲載された問題集を、目にも余る速さでめくり続けていました。
私「何してんの?」
生徒「速読の練習です。」
私「sokudokuの練習?誰に教わったん?」
生徒「〇〇先生です(その予備校の先生)。」
胸が痛くなりましたね。
10月頃のお話です。
10月にね。絶対に出てくるんですよ。
sokudoku信者が。
10月といえば、ある程度勉強が進んだ状態で、英語を読むための知識が揃ってきているころです。
そこで、大概「英文は読めるのに、問題は解けるのに、時間が足りない」という問題が発生します。
そこでみんな「速読」って概念が頭をよぎるんです。
「もっと速く読まなければ!!」って。
そこに現れるのが「sokudoku信者」です。
sokudoku信者とは、「文章をとてつもない速さで読むことができる上に、まるで精読したかのように内容が頭の中に残ってしまう」という類の人知を超えた手法を信じきっている人です。
しかもこの信者、大体どの予備校にも一人は存在します。しかも指導者側に。そして、めっちゃ布教します。
ネットや書店でも一つは見つけます。「sokudoku本」を。
あり得ません。だって人知を超えてますもん。
早く読めるかどうかって、脳の処理速度の問題ですから。
どんだけ目を見開いても、手を早く動かしても、早くは読めませんよ。だって脳が認識してませんから笑
斜め読みをしますとか言ってマジで斜め読みをする猛者もいますが、無理ですよ。だって文字見てませんもん笑
皆さん、絶対にsokudokuはやめてね。
脳か体の他の部位が覚醒するか、超能力者でもない限り、一生sokudokuマスターにはなれません。
正しい速読の方法を教えておきますね。
英単語の暗記の精度を上げることです。
英単語を見た瞬間に、訳が出てくる状態にする。
これだけです。
入試問題も、これができれば十分解ききれる単語量で構成されています。
読むスピードを上げるには、暗記を徹底すること。それしかありません。
くれぐれも、早く読もうとして、英単語を飛ばしたり、文を飛ばしたりしないこと。認識しなければ読めないのは当然のことですよね。
暗記の認識が甘い
追記です。全ての文章を読み返した後に、「あっ!」と思い、書き足しました。
それくらい大事な項目です。
序盤から、暗記暗記と、たくさん出てきます。
皆さんも別に違和感なく読み進めてると思います。
でも、皆さんの暗記と、私の暗記。
果たして同じものでしょうか。
受験で求められている暗記と、皆さんの「覚えた」が異なるケースが多いです。
これは大変なことです。ここがずれてると、皆さんが「やった」と思っていることも「やってない」、「できる」と思っていることも「できない」になるんですから。
ここで暗記の定義を説明させてください。
暗記=見た瞬間にその意味が出てくる状態にすること
です。
「知った」で終わり、覚えていない。そして、忘れない努力「=復習」を怠る。
皆さんの目的は、参考書を覚えることでもなく、勉強をして苦労して周りに褒められることでもありません。
本番で合格点を取り、合格することですね。
その準備として、「学び、覚えている」のです。
で、あるなら、「今」知っているかどうか、分かっているかどうか、解けるかどうかは重要ではありません。
本番、完璧ならそれで良いのです。
初学は10%、復習が90%というお話をしましたが、
復習が最も大事な学習です。
「一度やったことを無駄にしない。やったという事実を大学に証明する」
それが一番大事です。
「やった」ということを事実とするには「覚える」必要あります。
そして、それを大学に認めてもらうには「その状態のまま」試験に挑む必要があります。
多くの受験生は「できるようになったこと」に満足し、もっと先に進みたいと色んなことをして、復習を怠ります。
その結果、「覚えていた」「解けるはず」の問題を落とします。
現役生の方は無いかもしれませんが、浪人生の方は分かるでしょう。
こんな状態になったことはありませんか?
先月までスラスラ英語長文が読めていたのに、急に読めなくなる「英語スランプ」状態。
結構あるんですよ。
私も受験生の時に、一回なりました。
本当に急に英語が読めなくなるんです。
で、めっちゃ焦るんです。
これ、原因は、英単語を忘れてしまっていることにあります。
「英語スランプ」の怖いところは、実際は日本語訳が頭に出ないレベルまで英単語の訳を忘れてしまっているのに、「見覚えのある(自分にとって簡単なはずの)英単語」のスペルが並んでいるが故に、「英単語の訳が分からないから読めない」という単純な事実に気付けない点にあります。
だから、
「急に頭が悪くなった」
「この文章難しい」
「呪われた」
などなど。。。迷走してしまいます(浪人生がどれだけ読んでるかは分かりませんが、共感できる人はめちゃくちゃ多いのでは)。
私自身も、英単語を復習し、覚え直すことでスランプを克服しました。
話は逸れましたが、
あなたが4月にやった学習も、10月にやった学習も、直前期にやった学習も全部、出題されるのは2月です。
つまり、4月にやった学習を2月まで覚えている必要があるのです。
去年の4月に友達とした会話とか、自分が考えていたこととか、細かく覚えていますか?
覚えていませんよね。
だから、復習する必要があるのです。
復習しなければ絶対に忘れます。
せっかく4月から勉強していても、忘れてしまうと、勉強しないで遊んでいたのと同じことになってしまいます。
勿体無いですね。
でもなぜか「復習」となると、めんどくさくて気が進まないと思います。
だから考え方を変えてみてください。
あなたは村の住人に飯を食わせるために狩りをしています。
狩りをしたあとはその食料を倉庫に移していて保管しています。
保管しておくことで、狩りを休む時間もできるし、仮に(狩りにとかけて)失敗してもその日の飯にはありつけます。
夜になると食料を盗みに獣が倉庫に侵入します。
そうすると、あなたはどうしますか(強引な例ですみません!!)。
見張りをつけるか、自身で倉庫を守りますね。
そんなもんほっといて狩りにいくぜ!宵越しの飯は持たねえぜ!
って人いませんね。
もしこんな状況だとすると、「狩り」と「倉庫を守る」を二度手間というかダブった行為とは考えないと思うんです。
倉庫を守るという行為と狩りを別の仕事と考えるから、そこにめんどくささを感じないと思うんです。
だから、皆さんも「復習」を「暗記」とは別の仕事だと捉えてください。
皆さんがせっせと暗記した知識が、何者かに狙われてると思ってください。
そうすると、復習にもやる気が出るのでは無いかしら。
当塾では、あらかじめスケジュールに復習の時間を確保しています。
また面談毎に出される課題にもしっかりと復習のやり方と枠を明記し、どの様な形でも皆さんが復習に取り組めるように工夫しています。
ちなみに、当塾の塾生は入塾から本番まで最低でも毎日1時間は英単語の学習時間をとっています。約一年間の間、毎日1時間ですよ?一冊の英単語帳に。それだけ復習が大事だということです。そして、これが難関大に合格する子の「復習」の度合いです。(私の話で恐縮ですが、私自身も受験生時代、受験前日や受験日の朝まで「英単語の復習」をやっていました。それくらい基礎学習及びその復習が大事なのです。)
勉強をしたからって、苦労したからって慢心してしまう。
しんどいのはあなただけじゃない。
みんなしんどいです。みんな苦労しています。
かつての生徒で、メンタルズタボロになり、3日間ほど音信不通になった子もいました。
体型が変わる子もいるし、白髪が増える子もいます。本当に。
同じ塾に通っていた友達は、イライラしすぎて、塾のトイレを蹴って壊して、足の骨が折れました。
慶應の同級生の話を聞けば、眉毛が禿げてしまったという人もいます。
でもね。
大学は、あなたが「苦労したこと」や「勉強をしたこと」、「頑張ったこと」を評価してはくれません。
「覚えたこと」のみを評価します。
頑張ったから偉いんじゃない。
「覚えた」から偉いんです。
厳しいようですが、大学に合否発表でいきなり厳しい現実を叩きつけられるよりはマシでしょう。
もし、あなたが「不合格」の発表を受けたとします。
その時に、「あんなに頑張ったのに!!」という様な受験はやめましょう。
「あんなに覚えたのに!!」が正解です。
どれだけ頑張っても「覚えなければ」落ちます。
覚えたら受かるんですけどね。
当塾では、入塾から本番まで、「とにかく覚えること」を徹底します。
覚えられなければ受からないので、それはもうあらゆる手を使って覚えられるように努力します。
君たちが折れるまで僕たちも折れません。
メンタルが圧倒的に弱い。を言い訳にする。
これも現役生には分からない恐怖ですね。
浪人生の人は前回の受験で身にしみて分かったでしょう。
そう。全員緊張します。
もう一度いいます。
漏れなく全員緊張します。
人生かかってますからね。
本番で自分の思い通りにベストを尽くすことは不可能だと思ってください。
家で一人で赤本を解いている様な感覚で臨むことは不可能だと思ってください。
だから、ギリギリではだめなんです。
赤本解いて、うーんって考えて、あっ!ってなって、やっと正答できる。
英文をみて、うーんって考えて、あっ!ってなって、やっと解読できる。
時間制限無しならなんとか合格点は取れる、でも時間が....
こんな状態ではだめだめです。
少なくとも家では、
覚えている問題は即答できる。
英単語の訳くらいは見た瞬間頭に浮かぶ。
時間制限無しなら、基礎問題は全問正解できる。
時間制限つけても、合格点を取るだけなら、時間が余る(もしくは、全問触れなくても、取るべき問題を落とさないような順序で解けるよう戦略を持っている)
という状態でなくては、本番戦えません。
だから、あなたたちが目指す暗記の精度と度合いは上述のような状態を指します。
で、なければ、本番はベストを尽くせなかったように感じるでしょう。
でも、一つ安心してください。
あなただけではなく、みんな緊張しています。
みんな8割くらいの力で戦っています。
つまり、合格を掴み取る子は、
ギリギリ合格点を取れる状態を目標にして勉強しているのではなく、
普通に戦えば余裕で勝てるし、8割程度の力しか出せなくても合格点くらいは取れる!レベルまで仕上げてから本番に臨んでいます。
そしてもう一つ。
これは生徒に毎年いう言葉なんですが、
「本番の点数があなたの実力です。」
「ベストを尽くせなかった」
「こんなはずじゃなかった」
「本当はできるのに」
この言葉、禁止です。
本番で緊張ガタガタで、ハラハラしながら解いたテストの点数があなたのベストであり、実力です。
だから、メンタルなんて関係ないんです。
緊張してても点を取れるように、しっかり準備できるのが受験なんですから。
どれだけ緊張してても、1+1は間違えないでしょう。
どれだけ緊張してても、自分の名前は間違えないでしょう。
どれだけ緊張してても点が取れるレベルまで準備するんです。
その準備の披露大会が受験です。
周りの受験生に負けないように頑張れ!!!!
最後に伝えたいこと
ここまで読んでくださってありがとうございます。
日々多くの受験生と接する中で、私自身感じていたことがあります。
それは、「スタート地点にすら立てていない受験生が多すぎる」ということです。
勉強をしていない、頑張らないという受験生は論外として、
勉強をしたのに、情報や認識不足で志望校を落としたり、不合格になる受験生がいることを非常に悔しく思います。
また、論外とは言ってしまいましたが、少し見方を変えてあげれば、頑張れる!!という受験生も少なからずおり、
「大学受験は簡単です」ということをもっと多くの人に伝えたいと考えていました。
今回私が書いたこの文章がどれくらいの受験生の気持ちを変える事ができるかは分かりませんが、少なくともここまで読んでくださった人は「スタート地点」に立てたのではないでしょうか。
ここに書いてあることを信じて、やるべきことにそのやる気を投じれば、必ず結果は返ってきます。
あなたがこれから過ごす時間と、数ヶ月後にあなたが手にする結果は必ず比例します。
遊びや青春を少なからず犠牲にする受験勉強。そこに費やしたあなたの努力と時間を、無駄にしたくない。
そう感じた方は、一度無料面談にてお話しましょう。その時点で有意義な時間となるでしょう。
「今」この段階でやる気があるなら、それを持ってきてください。
当塾はそれをあなたが合格を掴み取るまで絶やさないようにサポートします。
そのやる気が、意味のないことに注がれないように、無駄にならないように、あなたの何倍も時間を割き、考えることを誓います。
この文章を読んで、「やってやるぞ!」と心が動いた方は、一緒に頑張りましょう。
あなた方の合格体験記を読むことを楽しみにしています。(忙しくてHPにアップできないことの方が多いのですが、講師一同ちゃんと読んでいます。)
(分かります。その気持ち。無料面談に参加。気が重いね。緊張するね。講師側の私もそんな気持ちです。今日はどんな人が来るんだろうと。だけど、それを乗り越えれば、きっと良い時間が待ってますよ。)
無料面談参加の流れ
step
1面談予約フォームからお問い合わせ
step
2ネオリック先進塾からメールが届き、オンライン面談の日程を調整
step
3案内通りに無料アプリをインストール
step
4当日はスマートフォンで簡単に面談参加
塾長プロフィール
NEOREC先進塾 榎本勇暉
ネオリックセンシンジュク エノモトユウキ
1993年生まれ。和歌山県出身。2012年度の一般入試で慶應義塾大学文学部人文社会学科に合格。大学在籍中に「ENO塾」や「NEXT」など大学受験指導をおこなう取り組みに代表として従事。2018年、NEOREC先進塾を設立。同年に、無料学習支援webサイト「難関大への登竜門」を立ち上げる。